#10 冒険者のルールを知ろう?
スキルカードを作り出した。
タイトルの#8を#10になおしました。
作ったスキルカードをアイテムボックスに一旦しまい、森で採った薬草や毒消し草を出す。
「アイテムクリエイト」
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薬草→回復ポーション
液体になり飲みやすくなった。効果も上がって、擦り傷程度ならすぐに治る。入れ物はフラスコビーカー。
毒消し草→毒消しポーション
液体になり飲みやすくなった。大抵の毒なら治せて、あらかじめ飲んでも効果がある。あの人の毒舌は治らない。 入れ物は試験管。
麻痺消し草→麻痺消しポーション
液体になり飲みやすくなった。麻痺以外にも硬直なども治せる。ただし、緊張だけは治らない。入れ物は試験管。
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「よし、これでラストだ。」
最後の薬草をポーションにして鑑定をする。
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回復ポーション
作る度に鑑定しないでください。
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黒子が説明書きをしなくなった頃、窓の外は日が落ちかけ、オレンジ色になってきた。
俺は備え付けのベットに潜り込み目を瞑る。
「明日はギルドに行って、ギルドカードを貰って、クエストを受けて、あ、魔石はカードにするから魔石以外の収集クエストがいいな。シャルにスキルカードを使わせて、魔法のスキルカードは俺が使おう。あ、冒険者のルール聞くの忘れてた。眠いし、また明日聞けばいっか。」
そんな独り言を呟きながら意識を手放した。
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おはようございます。この世界に来てから知らないうちに疲れが溜まっていたようでぐっすり寝れました。
俺は部屋を出て、一階へと降りると宿のおばちゃんが話しかけてくる。
「よく寝たかい。朝食はすぐ作るから、空いてる席に座ってな。」
「はい。」
おばちゃんの言う通りに近くの席に座ると見覚えのある人が朝食を食べていた。
「あれ、昨日の(逃げた)受付の人ですよね。ここに泊まっているんですか。」
「泊まっているも何も、ここがウチですからね。新人君こそ、どうしてここにいるのですか?」
「あんたが、ここを勧めたんでしょうが。」
「あは、そうでした。」
大丈夫なのかこいつが受付嬢で。
シャルも起きて、下に降りてきた。
「おはようございます。レンさん。それと(逃げた)受付さん。」
「おはよう。シャル早速だが、冒険者のルールについてご飯を食べながら教えてくれ。」
そこに、おばちゃんが俺と今起きてきたばかりのシャルの分の朝食を持ってきた。
「では、説明しますね。」
どこからか取り出したメガネをかけて説明し始める。
「ギルドに登録した冒険者にはランクがつけられて、ランクはFからSSまであります。初めてギルドに登録した冒険者はみんなFランクからのスタートです。」
「どうやったら、モグモグ、ランクは、モグモグ、上がるんだ?モグモグ。」
「それはギルドで魔石を売って討伐ポイントを貯めることでですね。でも、弱い魔物の魔石を売ってもランクは上がりません。効率よく上げるには、強い魔物を倒して、その魔石を売ることです。」
マジか、魔石はスキルカードにしたいから、あんまり売りたくないんだけどなー。
「それ以外の方法は、モグモグ、あるのか?」
「ないです。」
「マジか。モグモグ、クエストをモグモグ、受けてもモグモグ、無理か?」
「クエストを受けて成功すると、評価は上がりますが、ランクは上がりません。」
「モグモグ、そうなのか。」
「あの、モグモグうるさいです。」
「すまん、モグモグ。」