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第80話 再会

やっとこの3人が再開します。

ジルダは、2人の後をつけることにした。


(このあたりであいつらが探すもの・・・)

ジルダには1つだけ思い当たるものがあった・・・いや、一つしか思当たるものがなかったのである。


(あいつらは、討伐基地に向かっているに違いない)

そう思うと、何故かジルダも楽しくなってきたのである。


(あそこの飯は美味かった・・・)

特別グルメなわけではない・・・だが、討伐基地の食事は、ジルダには忘れられないものであった。

(あの飯がもう1度食べることが出来るかもしれない・・・)


いつの間にか、任務より、食事のことで頭がいっぱいになっていくジルダであった。


・・・


(間違いない)

ロックは確信していた。その昔、道に迷って入り込んだ森・・・そして見た、謎の場所・・・そして、瘴気封印作戦の時、思わぬことからやってきた場所・・・その場所に再びついたのである。


『私にも見覚えがある』

シャールカの記憶にもある討伐基地の姿であった。


シャールカは背後に気配を感じた。今回の旅では、槍は持ってきていない。それでも咄嗟に身構えて後ろを向いた。


『久しぶり~!』

ジルダは、シャールカが振り向いた瞬間、わざと気が抜けたような声で言った。


((ええええ~!!))

シャールカと少し遅れて振り向いたロックは、声にならない叫びをあげていた。


『どうしてここに♪』

ようやく、復帰したロックがようやく声を出した。


『ここはアンクス王国ですよ。気が付かないとでも?』

腰に手をあてて、地自慢げに胸をそらすジルダであった。


(ジルダは討伐基地の場所を知っていたのか?)

ロックはジルダを見つめながら思考していた。


そんな様子をみながらジルダは

『中に入らないのか?』

驚いている2人に鎌を掛けたのであった。


・・・


ジルダを含む3人は、討伐基地の入り口と思われる所に立っていた。

『お前、ここから入ったことがあるのだろう?』

シャールカがロックを見ながら・・・いや睨みながら言った。


『それが・・・どうやって入ったのか覚えていないんだ♪』

右手で頭を掻きながらバツが悪そうにロックが言った。


『何で、覚えてねえんだよ!』

ジルダは、思い出した食事のことで、少々理性が消えていた。

その時、ロックの手に持っていたICレコーダーが光ったように見えた。慌てて画面見るロック・・・。そこには数字が表示されていた。

“4169”

その表示を見たシャールカは

(どっかで見たような・・・)


ICレコーダーが光ったことで、理性がいくらか戻ったのか、ジルダは周囲を見渡す。すると、金属のBoxのようなものが壁に張り付ているのを発見した。よく見ると、蓋のようにも見える部分がある。


(もしかして・・・)

ジルダが蓋を開けると、9個の数字が並んだボタンがあった。

『おい。これを触ったんじゃないのか?』

ジルダがボタンを指さしながらロックに言った。


(あっ!思い出した。これをいじっていたら開いたんだ)

ロックは昔の記憶を思い出した。しかし、何を押したのか覚えていない・・・。

『たぶん。これだったと思う・・・♪』

ロックの声は語尾がだんだん小さくなっていた。


(これは、ハイム村にあったものと同じ!!)

シャールカは、代々、ハイム村が守ってきた秘宝の鍵と同じものであることに気が付いたのである。


『これはたぶん・・・』

シャールカは、ロックが握りしめているICレコーダーに表示された数字を確認すると、ボタンを押した

“4”“1”“6”“9”

(ハイム村と同じ番号だ・・・んっ?なんか他でも見た記憶が・・・)

シャールカが4つ目のボタンを押したとき、扉が開いたのである。


・・・


3人は中に入った。そこは、小部屋のようになっていた、台のようなものがある。その台を見て、ロックとシャールカは確信した。

(間違いない!)

そう、以前、ロックが外に飛び出していったときの場所に違いなかったのである。何故か頷いているロックとシャールカを見ていたジルダが思わず言った。

『見覚えがあるのかい?』


そう、ロックが外に飛び出していったとき、ジルダはいなかったのである。当然、知る訳がなかった。


しばらくすると、入ってきた入り口が閉まった。中は照明があるので、暗くはない。そして次の瞬間、入ってきたのと反対側の壁が開いたのである。


『これは・・・あれ?』

ロックとシャールカははっきりと確信して、そしてジルダは多分という感じであると思っていたもの・・・広い空間にそびえるように存在している・・・はずだった瘴気封印装置。何故か、そこには装置はなく、ただ、広い空間があったのである。


慌てて、周囲を見渡す3人・・・。そこは、間違いなく討伐基地の瘴気封印装置のあった場所だったのである。


『ないねえ~♪』

『ない~!!』

『ないぞ!!』

ほぼ同時に3人は叫んでいた。


(瘴気封印装置は何処に行った?)

3人は同じことを思っていた。


・・・


食堂に向かう通路に入る扉に1枚のメモが貼ってあった。


瘴気封印装置借用中

初代 アンクス王


『なんじゃこりゃー』

3人の声が響いた。

瘴気封印装置は何処に行ったのでしょう・・・。たぶん・・・ある世界に・・・。

次回は8/27 9時の予定です。

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