第75話 瘴気封印装置試作品
コロナが収束しませんねえ~。そんな中、東欧では戦争が起きてしまって・・・。
どっちも早く収束(&戦争が終わる)してほしいと思ったりします。
この話は、第55話のタイミングになります。
『さあて・・・これをどうするか』
1人の男のようなもの・・・が東峠にある洞窟の中で呟いた。
『瘴気を抑え込むために作ってみたが、結局、討伐基地に設置したからの』
N6276GPの神は、この装置を作って稼働させようとしたが、魔力が足りなかった。
『理屈は上手くいったのだがな・・・』
実は、波高たちの作戦と並行して、瘴気を抑え込むべく、この装置を使えないか検討していた。討伐基地に設置した瘴気封印装置は、瘴気の発生元にブイを置くことで、瘴気に対して抑え込む重点ポイントを指定することができた。その結果、この世界の魔力で稼働出来たのである。目の前の装置・・・そう、東峠の洞窟に設置した最初の瘴気封印装置は、ブイがなかったため、この世界全体を蓋するように瘴気を抑え込む構造であった。そのため、魔力不足で機能しなかった。
『私の力を付加したら・・・』
N6276GPの神は、瘴気封印装置試作品に力を送り込んだ。装置の稼働を示すランプが点滅する。稼働し始めた装置は、動き出すかに見えたが、途中で止まった。
『なんと、地震センサーが反応して緊急停止だと!』
この洞窟には、構造物に対して安全装置が作られてあった。その1つが地震感知センサーで、大きな異常な振動が続くと、地震とみなして入り口の開放と稼働中の装置の緊急停止をする仕組みになっていた。どうやら、この装置が動き出すことで、周辺を振動・・・すなわち地震を起こしていたらしい。
どうしたものかと対策を考えていたそのとき、
『侵入者発見! 侵入者発見!』
N6276GPの神が周囲に張ったセンサーに反応があった。
地震感知センサーが作動していたので、入り口にある自動扉が開いていたらしい。彼らが石碑と言っている自動扉の入り口は、開放されていたのであった。
(ローマン兵が2人か・・・面倒だが、これを見ても解るまい)
N6276GPの神は、自身を人間に見えないように不可視処理をした。
ローマン兵がこの装置を見たときの反応が見てみたかった、N6276GPの神であった。
(波高たちは、“瘴気封印装置試作品”と書いたメモを見ても何もしなかったしな・・・)
当然、メモ紙は回収済である。
・・・
2人のローマン兵は、照明スイッチを偶然見つけたものの、装置や”EXIT”と書かれた看板を触ったりはしたが、何もしないで洞窟の入り口に走って行ってしまった。
(このまま戻ってもらっても厄介だからの・・・)
N6276GPの神は、出口の自動ドアを停止させた。
ゴン! ゴン!
連続して2つの大きな音がした。ローマン兵は暗い通路を必死に走っていたせいで、N6276GPの神が停止させた自動扉に激突したらしい。2人共気絶していた。
(これはちょうどいい・・・)
N6276GPの神は、自動扉を再起動させ、2人を外に引きずり出した。この自動扉は、外側から入る場合、裏側にあるスイッチを押すような構造になっているので、開くことはなかった。
(この世界の連中は、この扉のことが理解できていないから、あいつらが何か報告しても誰も信じまい・・・うんうん)
妙に納得したN6276GPの神はであった。
・・・
『しょうがない。この装置はN2122HDの神になったあいつにくれてやろう・・・あの世界なら、ここより魔力が多そうだから、多少の犠牲を出せば動かせるだろう・・・』
そういうと、N6276GPの神は何処へと消えてしまった。
新しい小説を始めます(4/1~4/2にUp予定)
異世界惑星脱出計画-未来からの転生者による移住作戦
https://ncode.syosetu.com/n0189hn/1/
3/26以前はアクセスできませんので、ご注意を。
ちなみに、N2122HDは
ネオー間違って異世界に送られた猫
https://ncode.syosetu.com/n2122hd/
です。




