後日・・・
おまけです。
波高は、フライトプランを入れ終わると、
『じゃ、行ってきます』
といって事務所を出ていく。
管制の指示に従い、T4までタクシーしたのち、
『Kumamoto Tower JA4169 NOW T4 NOW RADY』
『JA4169 Wind 070 degrees at 4knots, ranway07 Tango4 cleared for take-off 』
スロットルを回し、エンジンの回転数を上げていく、滑走路を走り出した機体は速度を上げてゆく、73ノット確認、ローテーション。鉄の塊が宙に浮く。目の前に阿蘇の山が見える。そのまままっすぐ上昇して四国に向かう予定だ。といっても、今回は、松山に鯛めしをたべに行くわけでも、高松にうどんを食べに行くわけでもない。岡南飛行場に行く予定である。高度5500ftでレベルオフした後、大分市内を経由した後、松山空港の真上を通って瀬戸内にすすんでいく。
岡南のフライトサービスにコンタクトし、熊本離陸から90分後、無事R/W09に着陸した。指定されていた西エプロンのスポットに機体を止め、事務所に向かう。
事務所で必要書類に記入して、燃料屋さんで証紙を買って提出する。
『あの~”阿久津 翔大”という人を知りませんか』
事務所の人に聞いてみる。
『いや、聞いたことねえなあ』
事務所のおじさんは興味がないのか、事務所にあるテレビに夢中である(昼休みの時間だったかも・・・)。
その後、この飛行場にある使用事業会社を全て訪ねて聞いてみたが、いずれも、”阿久津”という男は過去も含め、存在したこともなかった。この飛行場は、昔は岡山空港と呼ばれていたので、ひょっとしたらその時代にいた人かもしれない・・・いやおかしい。確かに本人から岡南飛行場と聞いている。移転前の岡山空港勤務者だったら、岡南飛行場というわけがない。
(一体あいつは何者だったのだろう・・・)岡南飛行場に1台だけある自動販売機で缶コーヒーを買って2階にある資料展示コーナー?で波高は考え込んでいた・・・。
謎はいろいろ残ったままです・・・。
新しいお話始めました(一応、この話の先の展開ですが、波高は主役ではありません)。
ネオー間違って異世界に送られた猫
https://ncode.syosetu.com/n2122hd/
こちらも覗いていただけると嬉しいです。




