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第51話 中央基地の調査

 シャールカがハイム村を出発すると、配置に着くまでの半月は暇そのものであった。セインたちがローマンを出発した時点で、ハイム村に伝令を送ることになっていたからである。半月は掛かる見込みであった。


『暇~!!』

することのない波高はハイム村で穏やかな日々、いやすることない日々を過ごしていた。


(そういや、討伐基地の瘴気封印装置の使い方って・・・)

瘴気封印装置の存在はわかっていたが、使い方の確認はしていなかった。最も、青いボタンと赤いボタンがあっただけだった気もするが・・・。


『中央基地の調査をしようと思う』

波高が阿久津にいう。

『・・・えっ』

阿久津は予期していなかったらしい。


『おまえのWeb小説では、中央基地に魔方陣はあるのか?』

波高は、ローマン王宮で見たメモにあった


追伸

万一、瘴気の封印に失敗した際は、中央基地最深部にある魔方陣に行け。そこに、瘴気に対しての最終対策を設置している。これは、異世界者が魔方陣に入ったときに発動するので、瘴気の封印に失敗したとき以外は、決して行ってはならない。詳細は、アンクス王国にある、この部屋と同様の秘密の部屋にある。


という一文。そして何故かアンクスの王宮では、魔方陣の手がかりはなかった。

(何かがあるのは間違いないのだが・・・)


『実は、管制棟にトランスフォームするところしか書いてなかったです』

阿久津がいう。

阿久津の説明が本当であれば、魔方陣は存在しない。しかし、何か別の秘密があるような気がしてならならない。幸い、中央基地までの道のりは、最近では魔物もほとんど出てこないのでハイム村からの移動は波高でも大丈夫みたいだ。

(ハイム村の住人が、魔物狩りをしたからかも・・・)

ノイマンに断って、中央基地に向かう。

阿久津と2人だけなので、魔物は波高のけん銃だのみであるが、最近は、ハイム村の住人が魔物狩りをするので、あまり出ないらしい。


『いきなり、やばいのは出てこないですよね・・・』

阿久津が何やら言っているが、面倒なので放っておく。


途中、オーク1匹に遭遇したが、けん銃を放ったところ、どこかに行ってしまった。


・・・


 中央基地に到着後、機体の点検を実施。当然のことながら、異常はなかった。


『でも、故障しても交換パーツがないですよ・・・』

阿久津がまたして何か言っているが、解決策もないので放置することにした。


恐らく何かあるとすれば、管制塔だろう・・・。

ということで、波高は管制塔に入ってみる。上りの階段以外に何かないかと探していると、一か所、微妙に色が違う床を見つけた。

(この上に立つと、隠し扉が出てきたりして・・・)

とりあえず、色の違う床の上に立ってみると、目の前に地下に降りる階段が出現した。


『ええ~!!』

阿久津は来ていないが、とりあえず一人で入ってみる。地下はかなり広くなっていて、自動ドアの先には、討伐基地そっくりの居住スペースがあった。


 (ここにいれば、食事も寝床も問題ないようだが・・・)


討伐基地と違うので、居住スペースの先に廊下が続いていたのだった・・・。


(まさかここが例の・・・)

興味はあるものの、作戦失敗時でもないので行くべきか悩んだが、魔方陣の有無のみ確認しようと煤で行くと、ドアがあり、張り紙がしてあった。


ここから先、脱出エリア。要注意。


(思いっきり怪しい・・・)

慎重にドアを開けると、その先には・・・魔方陣があった。見る限りでは、魔方陣の先は壁になっていて行き止まりである。波高は中に入ることなく、そのままドアを閉め戻っていった。


・・・


格納庫に戻った波高は、


『管制塔に地下があった』

と阿久津に伝えた。


『そんな設定してないけど・・・』

首をかしげる阿久津を無理やり地下に連れて行くと、阿久津は驚いていたが、

『これで、快適ですね』

などと言っている。


『ハイム村で連絡を待つ必要があるから、ここにはいられないけどね』

と波高がいうと、

『先に調べておけばよかった~!!』

と阿久津が叫んだが、もはやどうにもならなかった。


『ハイム村に連絡が来た後は、ここに移動しよう』

と波高は言って格納庫に戻っていった。


4月から週1回に戻します(土曜日)。

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