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第50話 情報がほしい・・・

 ロックが説明にくるらしい・・・。

瘴気封印作戦のためアンクス王国に向かったセインたちがキニシアで襲われ、その後、アルバンを討伐、コルノーたちを救出すること成功したミグであったが、その後はアンクス王国から届いたセイン王子からセント王への手紙以外に情報がなく、仕方なくコルノーたちをハイム村に向かわせたが情報がなかった。


ここ数日、ローマンの上空に空飛ぶ物体が複数目撃されている。空馬車(JA4169)と思っているが、何をしているのかわからない・・・。


(ロンジンとロシジアには瘴気封印作戦が行われることは伝えたが・・・)

セイン王子の手紙を受けて、セント王の指示で、ミグはロンジンとロシジアに使者を送り、手紙を渡したのだが、特にロンジンとロシジアからは反応がなかった。


(何もないというのも変のだが・・・)

ロシジアはともかく、ロンジンが黙っているとは思えない。


(変なことが起きなければよいのだが・・・)


・・・


『セインたちは必要な人員を確保できたようで、その説明と協力にローマンに来るらしい』

ミグはセント王の執務室に行くと、ロックから届いた情報を話した。


『一体どこにいっているのやら・・・』

セント王は連絡が中々来ないセインのことを心配・・・というより呆れていた。

(いや、キニシアの件で信用されていないのかも・・・)

不安ばかり募るセント王であった。


『キニシアの治安は大丈夫か』

『はい。直轄地として私の腹心を送っていますので・・・』

セント王はミグ回答ほっとしている。アルバンの愚行を討伐したのはよかったが、その後の治安が不安であった。


『アルバンが陛下の弟であることはほとんどしられていませんので、ご安心を』

察したように話したミグであった。


『コルノーを呼べ』

セント王が突然叫ぶと、


『既に来ております』

いつの間にかコルノーが来ていたのに驚きながら、


『セインを迎えに行ってくれ』

『恐れながら、セイン王子は今、どこにおられるのでしょうか』

セント王の命令に、思わず返してしまったコルノー。


『・・・』

『・・・』

『・・・』

誰もどこにいるのか知らなかった・・・。

(とにかく、情報がほしい・・・)


・・・


 『一体いつになったら報告がくるのだ!!』

モスビスの元王宮にあるベルミーヤの執務室でいる男がいた。モスビス=ベルミーヤである。彼は不機嫌だった。再度調査に行かせたエミールが戻ってこないからである。

ローマン王国からは、瘴気封印作戦が行われる旨が書かれた書状を持った使者が来たが、これだけでは何をするのかわからない。返事のしようもないので使者はそのまま返したのだった。

先日は、西峠付近の大山脈に空飛ぶ鳥が現れたという情報が届いている。

(なにか動きがあるのは間違いない)

ベルミーヤは直観的に予想していた。

国を悩ます、魔物をどうにかする必要がある状況はあまり変わらない。街には城壁を作らせたので、対策は出来ていたが、村レベルの対策は不十分であった。


『誰かおらんか!!』

ベルミーヤの怒声に執事が驚いて硬直している。


『ローマンに使者を出せ。瘴気封印作成の詳細を教えるようにとな!!』

ベルミーヤの指示に、執事が慌てて飛び出していく。

(とにかく、情報がほしい・・・)


・・・


ロンジン王国の王都、ロンガスの王宮では、ローマン王国の使者を見ながら、返事に困っている男がいた。そう、ロンガス=フォン=ロイズである。国王ではあるが、瘴気の件はリシューに任せきりでよくわからない。先日、南峠付近に空飛ぶ鳥が現れたという情報が来ているが、詳細は謎である・・・。


『リシュー。お前の思うところを述べよ』

呼びつけていたリシューに使者からの書状を渡し、何か言ってもらいたくてしょうがないとしか思えない、すがるような気持ちが表情に現れていた。


『これでは、何をされるのかわかりませんね』

書状を見たリシューが答える。


『それに、今回目撃された“空飛ぶ道具”がどうも、私が見たものと違うらしいのです』

リシューは、南峠付近に滞在していたため、最近の目撃情報を収集していた結果、特徴が自分の知っているものと違いことに気がついていたのだった。

(これは、慎重に対応しないと・・・)


結局、ローマンからの使者には、そのまま帰国してもらうことにした。答えようがないという結論にしたのだった。


・・・


使者を返して数日後、

『お父様!!私をローマンに送ってください』

リシューが言い出した。対策の会議を行っていたのだが、何も案が出ない状況に痺れを切らしたのだった。


『行ってどうする』

『ローマンに行けば、“空飛ぶ道具”を使うものの状況がわかると思います。情報を得ないといけないと思います』

ロイズ王の問いに答えたリシューであったが、秘策があるわけではなかった。しかし、じっとしていても状況が解らないことを焦っていた。

『他に方法もないな・・・』

ロイズ王のつぶやきに、ただ頷いている他の参加者・・・。リシューは思わず額に手をあてた・・・。


・・・


『ローマンに使者を出して、私をローマンに滞在させるように伝えて!!』

リシューがロイズ王の執務室で指示をしている。執事は言われるまま作業に掛かっている。そして、ロイズ王は、リシューがしゃべるたびに、ただ首を縦に振っていた・・・。

(とにかく、情報がほしい・・・)



やっと50話まで来ました。

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