第37話 中央基地の謎
短いです。
エミールの最後・・・
ハイム村の手前で、村の様子をうかがう不審者がいた。そう、ロンジン国のエミールである。
(普通に神殿のことを聞いたら怪しまれるはず・・・何かいい手はないか)
結局、夜になってからこっそり村を抜け出し、村の西にある森に入っていった。
(ちょっと怖いけど、他に方法もないし・・・)
よく見ると、何度か人が通ったらしい跡が出来ていた。
(恐らくこの先に・・・)
・・・
2時間近く森をさまよった後、開けた場所に出た。そして目のまえにそびえる、謎の高い塔を発見する。
(これが神殿?)
エミールは神殿がどのようなものか知らなかったが、どう見ても、この塔が、目的の神殿に見えた。
持っていたランプを付ける。近寄ってみると、塔の脇には、見たこともない形状の建物があった。
エミールは慎重に塔と、その隣にある建物の周囲を確認する。そして、2つの建物には、入り口と思われる扉が1ヶ所ずつあること確認した。
(まずは高くない方から入ってみるか・・・)
・・・
扉は突起部分を回すと、簡単に開いた。
(簡単な仕掛けだな)
中に入っても、真っ暗だが、ランプをかざすと、自分の体に対して何倍もある物体があることを発見した。
(なんだこりゃ)
慎重にこの物体の周囲を見て回る。その結果
・3か所に脚があり。体を支えている。
・膨らんだ胴体の両側に羽が生えているが、鉄のようなもので出来ていて、柔軟性はなさそう。頭の部分には刃が3枚ついているが、切れ味は悪そうである。
・胴体の後ろにも羽が生えているがこれもはばたく感じではなく、天に向かって尾が立っている。
これが、謎の鳥の正体か・・・。
エミールが翼によじ登ろうとしたその時、建物の中が急に明るくなった。
(エミールはとっさに身構える)
見ると、見たこともない恰好をした男が現れた。
『君は、見てはいけないものを見てしまった。ここから立ち去りなさい』
エミールは先ほど入ってきたドアを開けると、一目散に建物から離れるべく走った。
1分くらい、闇の中を走って振り返り、明かりが見える建物を確認した直後、彼は、聞いたこともない大きな音がしたと思った直後、体に何かが当たったのを感じた。続けざまに、音がし、体のあちこちに何かが当たっている。彼の体のあちこちから血が噴き出した・・・
『何が・・・』
程なく意識を失った。
・・・
数分後、意識を失ったエミールのそばに一人の男が立っていた。
『まったく面倒な・・・』
男は、エミールだった肉の塊を引きずっていき、森の入り口までくると、それを放り投げた。
彼は、格納庫に入っていった。しばらくして、明かりも消え、何事もなかったかのように周囲は再び闇に覆われた。
格納庫に現れた人は誰なんでしょう。怖いですね。それでは、また来週。
さよなら。さよなら。さよなら。
(懐かしい、某映画解説者の真似のつもり・・・)




