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独断魔王と軟弱勇者  作者: 悪性新生物
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出会い

文章幼稚でごめんなさい。

ある日、僕は森の中で魔王に出会った。え?魔王に出会った?ちょっと待て、ここは地球の日本だ。森に魔王がいる?そんなことがあってたまるか!じゃああれか?ハロウィーンで仮装している人か?今は1月なのに?季節外れの痛い人か?ならかかわらないほうがいい。でも、本当に魔王だとしたら?そしたらここは異世界?ああ、俗に言う異世界転移ってやつかな。…僕が?ただの一般中学生の僕が?とりあえず自分の体を見てみる。普通の麻製の服を着ている。腰に剣みたいなものを携えている。これは…もしかして…もしかすると…勇者か!?そうなのか!?あの全人類のあこがれ、全人類のロマンが詰まっている勇者なのか!?だとしたらラッキーだ!ついに僕の不幸人生とおさらばだ!やったぁぁぁぁぁぁぁ!…ん?まてよ。もしも今僕が勇者になっているとすると、このまま魔王を倒してしまえば一躍人気者になれるんじゃないのか!?よし。男、花上悠斗はながみゆうと、一世一代の大仕事だ!やるぞ!

だがしかし、一つ問題がある。それは…

「おお〜これが勇者か!初めて見るぞ!」

「うわぁぁぁぁぁぁぁ!でたぁぁぁぁぁぁ!」

出た出たでたぁぁぁぁ!魔族の中でも最強最悪と言われるあの魔王が今目の前にいるうぅぅぅぅぅ!ヤバイ殺される殺される殺されるころs…

「あ、あのー?」

「あああああああ来ないでぇぇぇぇぇぇ!許してぇぇぇぇ!ごめんなさいごめんなさいごめんなさいこんな軟弱な僕なんかがあなた様を、よりによって魔王であるあなた様を倒そうなんて出過ぎたまねでしたぁぁぁぁぁ!」

「いや、その、そうじゃなくて…」

「もう何もおっしゃらないで下さいぃぃぃぃ!あなた様の言うことなんでも聞きますからぁぁぁぁぁ!何でもしますなんでもお申し付けくださぃぃぃぃ!」

「ちょっと…聞きたいことが…」

「こんなところで死にたくないよぉぉぉぉ!まだ僕にはやりたいことがあるんだよおぉぉぉぉ!まだ家に帰れてないし、まだウサギにえさやってないし、まだこの世界から…」

「だから!きけっつってんじゃあ!」

「うわぁ!」

「おぬしに言いたいことがある!まず一つ!人の話は最後まで聞けい!そうギャーギャーわめくな!男じゃろう!そして二つ!わしはもう魔王ではない!いろいろあって今現時点ではただの魔族じゃ!だから、そんなに怖がる必要はない!最後に!わしが今ここにいるのはおぬしに用があってじゃ、勇者よ!」

「へ?用?」

「そうじゃ!わかったらちと落ち着け!はい深呼吸!」

「すうぅぅぅぅぅぅ、はあぁぁぁぁぁぁぁ。」

「おちついたか?」

「な、なんとか…とんだご迷惑おかけしました…」

「わかればいいんじゃ!」

「それで、僕に用、とは?」

「ああそうじゃったそうじゃった。実はの…いま、魔王城はもともとわしの宰相だったゴブリンに乗っ取られておるのじゃ。くそうあやつめ!わしが昼寝している間に!好き勝手やりおって…!」

「ま、まあまあ落ち着いて…ね?」

「すまん…取り乱した…コホン!えーと、そこで、わしは思いついた。やつを倒せるのは勇者、つまりおぬししかいないとな!だから一緒に現魔王を倒してください!おねがいします!」

「えぇ?!」

「お願いします!後生だから!お願いお願い!」

「え、ええ…い、いいですよ…」

「ほんとかの!?ありがとう!本当に!」

そういって魔王は僕の手をがっしりつかんでぶんぶん振った。まああんなに言い寄られたら誰でも断れないと思うけどね。

「よし!そうと決まったら行くぞ!」

「いく?」

「そうじゃ!まずはおぬしのそのビビりを直さないとな!話はそこからじゃ!」

そして僕の手首をひっつかむと、ダーッと走り出した。

「行くって、どこにぃぃぃぃぃ!」





短くてごめんなさい。次話は長めにします。

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