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Experiment
「全吸血鬼の絶滅。できるのか?」彼は電話を切った後そう呟いた。
彼はコーヒーを飲んで吸血鬼君の帰りを待った。
「ただいま。彼女は無事だけど、ここには来れないって」私は言った。
「そっか。でも大丈夫さ。貴方がいれば研究は大きく進む。さてと、はじめよっか。」
実験室のベッドで仰向けになって寝ている。
「今回は君の基本的な情報を得ようとしている。まあ、リラックスして受けてくれ。」
そう言われて、色々なことをした。
身長 体重 血液採取 血圧測定 etc
「お疲れ様。部屋で休んでいいよ。」彼は言った。
「わかった。」私は部屋へ向かう。
「ふぅー。休む暇もないね。」彼は資料を見ている。吸血鬼についての論文である。
「情報はほとんどないもんだ。」吸血鬼君のデータは取れたが、その事について考察する気分ではなかった。




