マヒロの長崎日記
やっほぉ。
ボクは野口真紘。
今朝突然長崎の佐世保にオタ仲間のココア、キヨカと一緒に飛ばされて来てしまったんだ。
そこから長崎駅まで来たんだけど、ここまで来たなら観光するしかないと思って、路面電車乗り放題の券を買って3人で長崎の街を回ることにした。
最初に訪れたのは、大浦天主堂。
オタ仲間の中にクリスチャンはおらんから崇拝の対象ではないんだけど、やっぱり噂通り立派な教会だなって思った。
近くにはグラバー園もあったので寄ってみた。
日本の近代化の裏の立役者といわれるグラバーの旧邸があり、明治の偉人たちとも交流があったとされる彼の業績を知ることができた。
次に、お腹も空いたので中華街に向かうことにした。
ちょうどお昼頃だったのでどこからも美味しそうな匂いが漂い、店の選択に戸惑ったが、せっかく長崎に来たので本場のちゃんぽんを食べることにした。
さすが本物。カップ麺のちゃんぽんとは全然違う。
だしの深みが奥深くまであるから。
ズズッと麺をすすりあげると、中華街の匂いが身体中に入り込んでくる。
中華街を後にしたボクたちが最後に向かったのは、平和公園だ。
1945年8月9日、ここに世界で二番目の原爆が落とされ、約7万4000人の尊い命が奪われた。
ボクは憲法9条の改正には賛成しとるが、核だけは持ってはならんと思っとる。
原爆資料館の展示物を見て、その考えがさらに強まった。
最後には、全員で二度と日本人の被爆者が出ないように祈って公園を後にした。