表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
夢鎖  「囚われる夢物語」   作者: リズファクトリィ
1/1

プロローグ

今回が初投稿となります。

これからがんばっていきますのでよろしくお願いいたします。

感動物にしたいと考えております。

走る 走る 走る 暗闇の中をひたすら走る 追うは小さな背中、しかし距離は縮まらない、距離は遠のくばかり、

暗闇の中叫ぶ声は響かず届かない、追う背中は振り返らない、追う背中には追いつけない、しかし走る足は止まらない、止められない。

「止めるわけにはいかない…止められるわけがない…結末がわかっていたとしても…」


距離が縮む事のない背中を全力で追う、その時暗闇の中から複数の鎖が自分の体を縛る、縛る鎖は重く立っていられない。

体は地に落ち、地に伏せる、消えてしまいそうなか細い声でつぶやく

「待って…待ってくれ…頼む…頼む…もう、見たくない…」

もう意識も薄れてきた、体は縛られ動けない、声すらも響かない、その時にも追っていた背中最早追いつくのは不可能なほど距離が開いていた。


声は響かない、だが叫ばずにはいられない。

「待て…サナァァァァァッ――」

声は出た、だが出ただけだ、しかし届かない、もしかしたらこの声は出ていないのかもしれない,

自分で出たと勘違いしているだけかもしれない、叫んだ甲斐なくその小さな背中は暗闇へと消えていった。


暗闇に伏せ、一人残された、意識も最早消える寸前、だがその時自分以外の声が聞こえた気がした。

「これは終わらない夢、夢鎖は外れない、夢鎖を外すのは己の意思の力。」

年若い少女の声のように聞こえた、もうろうとする意識の中それすらも確証はない。

「また…この結末…終わらない…ゆ…め…」

それ最後に意識は途絶えさらなる闇へと落ちていった。



 

次回はキャラ紹介回となる予定です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ