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村への帰還2

家に帰ると、レムとエリーはまだ眠っていた。

 この時間になると、いつも決まって寝相の悪い拳が俺を起こしに来るのだが、残念ながら今日の俺はそこにいない。宙を漂う拳が少し寂しそうだ。

 ふと部屋の隅を見ると、長い間、畳まれたままの学生服があった。

 この世界に来て間もない頃は、まともに農作業もできなくてレムは怒ってばかりだった。いつまでも寝ていてエリーにたたき起こされたこともある。

 まあ、最初の内はそんなのばっかだったけどさ、体力がついて、狩りに行けるようになったら喜んでくれたよな。二人にはお世話になった。……この服も返さないとな。

「ん……」

 脱ぎかけた手が止まる。どうやら寝言だったようだ。

 着慣れた布の服をそっと机の上に置く。

「お世話になったよ……じゃあな」

 黒い学生服を纏い、俺は旅立つことにした。


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