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アイテムボックスで成り上がり  作者: けんもも
第一章 建国編
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迷宮上層攻略

その後2人でギルド支部に行って、シャルさんは支部長に挨拶とかいろいろやってたんで、その間俺は掲示板で依頼のチェックとか、隣のスペースで売っている商品の価格チェックなどをしていた。20分程でシャルさんが戻ってきた。


「お待たせしました。無事に手続きは終了しました。」


そう言って、片手で冒険者カードを見せてくれた。

銀プレート。無事にC級になったようだ。

これでC級冒険者でのパーティーになった。

まあLVと経験的にはE級程度だけど、その分いろんな知識はあるからね。


「それで、回復薬については買い取り額が上がっているようです。ただ売れ筋は回復薬みたいですけどね。でも中級回復ポーションも置いてれば需要はあるだろうと言うことです。時々、王国の騎士団も訓練で迷宮探索に来るそうですし、魔法スキルをもった王宮魔術師も来ることもあるとか。やはりアミラス王国の勇者召喚で各国とも軍備の増強に舵を切ったようです。それに呼応する感じで冒険者たちもレベルアップを始めたと言う感じですね。マルク王国などの小国だとどの道、大国から攻められたら一溜まりもないですから半分以上諦めているでしょうけど。」


「なるほど。じゃあ、少しだけ買い取りさせてた方がいいかな?販売の状況をみて買い取りの量を増やせばいいし。」


「ですね。買い取り額も本部より少し高めに設定されてるもいたいですし、腕のいい調合師は少ないようですし、調合師との競合もないと思いますよ。あと、迷宮の素材のうち鉱石類は高値で引き取りされているようです。迷宮内でたまに鉱脈があるそうです。念のため採掘の道具を持っていた方がいいかもしれませんね。」


「なるほど、それでツルハシがあったんだ。さっきそこの販売所をみたらツルハシがあったらか、近くに鉱山でもあるのかと思ってた。」


その後、初級回復ポーション20本と、中級回復ポーション3本を買い取ってもらって、販売所で職員割引を利かせて一番いいツルハシを購入した。鉄鋼製で銀貨50枚もするし、ちょっとした武器より高価なツルハシだ。



その後、お昼になりそうな食べ物とか飲み物を露天で購入してそのまま迷宮に入った。

目指すは地下3階への通路。

30分かからずに到着して、そのまま地下3階へ。

コボルトや、ゴブリン等のフィールドで見かける魔物も出てきて、時々スライムも出現した。

弱点はシャルさんが知ってたので簡単に撃破。

べたべたするのかと思ってたら死体はゼリーみたいにぷよぷよしてた。

どんどん回収して行って、お昼前には地下6階への通路に来ていた。



「まあ迷宮の上層は問題なかったね。」


「ケンタさん、凄いですね。獣人族よりも凄い跳躍でしたよ。本当に人族ですかって聞いちゃうぐらい。本当に規格外の人ですね、ケンタさんは。」


「そうかな?まあ何か今日は身体が軽いんだよね。」


実は時々、休憩のときに飲んでいる飲み物、中級魔力ポーションなんだよね。

無味無臭。

でも飲んだ後、跳躍や身体強化、魔力感知や、探索感知等を使用すると強化されてる感じ。

そのスキルを使ってるなーって感じがするんだよなー。


「それでこの後はどうするんですか?まさか初日で地下5階まで到達できるとは想像してなかったので、正直私もびっくり何ですけど。」


「えっと、今シャルさん、レベルどのくらいになりました?」


「お陰さまでLV7ですよ。まあギリギリD級相当ってところでしょうか。尤もケンタさんにいただいな装備がかなり凄いので、十分C級相当といってもいいと思いますけど。」


「装備と言うより、シャルさんの実力ですよ。よくあんな避け方出来ますよね。空中で体をひねるとか。相当身体能力が高くないと無理ですよ。」


「あれぐらいは、猫族であれば問題ないですよ。それに今は多少怪我をしても中級回復ポーションがたっぷりありますから、怖くないと言うか精神的に余裕がありますし。」


「まあそれはそうですよね。回復薬があってよかった。」


「全てはケンタさんのお陰ですけどね。ケンタさん、どこかの王国の王族だったりしませんか?どんだけ凄いアイテムをもってるんですか。凄すぎますよ。」


「まあ薬草がたっぷりありますからね。自作すればすぐです。」


「ってケンタさん調合師なんですか?でも調合のスキル持ってないですよね?まあ持ってなくても調合師をやってる人いますけど、自作してるんですか?でも調合工房はないですよね?確か特殊な器具とか秤が必要だと聞いたことありますけど。」


「そう言うのは持ってないですよ。勘ですよ、勘。ちゃちゃっと合成するんです。」


「勘って。まあいいです。嘘はついてないようですし。まあそれだけオーラを乱さずに嘘がつけるならケンタさんの才能でしょうし考えないようにします。それにケンタさんのオーラ綺麗ですし騙されてもいいです。」


「何か褒められてるのか貶されているのか。シャルさんはそのオーラと言うものがみえるんですか?」


「オーラって言うのは私が適当に付けた名前ですけどね。体の輪郭と言うか、身体にまとわりついている光みたいなものです。」


「魔力みたいな?」


「魔力?」


「ほら、この世界って魔素で満たされているじゃないですか。魔力の波動と言うか受けるイメージっているの、その個体独特だったりしませんか?」


「なるほど、魔力ですか。私はそれを感じているんですか?」


「いやそれは分からないけど、シャルさんのお話を聞いて、俺が普段感じている物を俺なりの解釈に直すとそんな感じです。」


「まあいいです。そういうの考えても仕方ないですしね。」


「ですね。取り敢えず、中層になると迷宮の雰囲気が代わるってことですから、一度アタックしてみませんか?どんな風に変わるのか体験してみたいし、それによって今後の探索について方針を決めたいと思うんですけど。」


「了解です。じゃあ行きましょう。」


昼食を食べ終わって、装備の点検をお互いにしあって、いよいよ地下6階。

ここからは、ごくたまに魔法をつかう魔物が出ると言うことだ。

もし出たらちょっと嬉しいかも、魔法習得のチャンスかもしれない。


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