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3月の太陽の下での出会いとお菓子  作者: 球磨川 キノ
1/5

プロローグ

初めまして、球磨川 キノと申します。ペンネームはキャラ名いじらせていただきました。

すみませんm(__)m


この作品は私の処女作です故、可笑しなところが点々とあるとは思われますが、新人だなぁと温かい目で見ていただければ嬉しく思います。

では、目に止めていただくこと願います。

「……そうそう。……いい感じ。……その調子」


「…………」

目が覚めた。

「なんだ……。夢……だったのか」

何故だろう……。とても……とても懐かしい夢を見ていた。母の夢を見るのはいつぶりだろうか……。本当に、とても懐かしい……」


プロローグ

「……卵 2コ……バター 60g……と」

「…………。いや、今日は100gでいいか……」

「あとは、生地を混ぜて、型に流し入れ、オーブンで焼く……っと」

「…………」

あの夢のせいだろうか……。珍しく、生地を混ぜる自分の手が止まった。今朝の夢は、2人暮らしだった頃の母との数少ない思い出だった。昔はよく母とお菓子づくりをしたものだ。母はとても上手で、他の誰にも作れない味だった。僕も幼き頃は、一緒に作った。だけど……

だけど今は……


母はもういない。


母は僕が中学3年の卒業直前に他界した……。

死因は……過労死だった……。

僕のせいで……僕のせいで母は死んだ。


「母さん……。今日は……母さんと僕が好きだったパウンドケーキだ。今日は味を重視して、バターをいつもより多くした。……これで、普段以上にしっとりとしてコクが出る。……母さんはまだバターを100g入れるのはやったことがなかったよね。……美味しい、食べてみてね」

僕は混ぜた生地を型に入れ、オーブンで焼いた。僕はずっと焼き上がる生地を見ていた。生地が段々と膨らむ……。その様子をずっと、ずっと眺めていた。


母は僕のせいで……。僕のせいで!


チン……


シンプルな音と共に生地が焼き上がった。どうやら、いつの間にか40分も過ぎていたらしい。


「母さん……。母さんは、いつもお菓子を食べる僕にいつもこう言ってくれたよね……

『お母さんは、アンタがお菓子を食べている時の笑顔が一番好きだよ』」


僕は出来立てのパウンドケーキを切り分けた。昔から、この瞬間はとても好きだ。スポンジみたく柔らかそうな見た目なのに、包丁を入れた時に、外はサクッといき、内側はスッと入っていくあの感じがたまらない。

スポンジみたく柔らかそうな見た目なのに、包丁を入れた時に、外はサクッといき、内側はスッと入っていくあの感じがたまらない。

読んで下さった方々、ありがとうございます。


読んだ側の目線が分かりません故、感想がいただければとても嬉しく思います。

では、次回作で。

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