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第2話

僕が異変を感じたのはそれから4日後のこと。

会社からの帰り道。視線を感じた。

後ろを振り返ると誰もいない暗闇が、僕の恐怖心を引き立てる。


そんなことが毎日続いた僕は、部屋にいるときも視線を感じるようになり、医者に睡眠薬を出してもらわないと寝れない日が続いた。

こんな事が続いているけれど、何事もなく過ぎ去ってくれればいいと、僕は淡い期待を抱いていた。


事が起こったのは、9月13日(金)この日は籍を入れていない彼女と1人息子と遊園地に行くため有給休暇をとっていた。

朝6時に起きて、7時に車で出発。遊園地に着いたのは10時。開園時間ちょうどだった。


今日は最近の悩み疲れを忘れるためと、約1年ぶりに息子と遊べるので、ずっと楽しみにしていた。


入園してから、2時間はあっという間に過ぎてレストランで昼食を取ることになった。食べ終わってから1時間経っても、トイレに行ったはずの息子は帰って来なかった。

僕と彼女は必死に遊園地内を探し回ったが、閉園時間になっても息子は現れなかった。


僕は分かっていた。ついに起こってしまったか、そんな風に考えていた。

僕と彼女は一晩中泣いていた。


息子は誘拐されたのだ。

警察には言わなかった。


次の日、家の郵便受けに茶封筒が入っていた。

入っていた物は、写真と手紙。

僕が裸でベッドに寝ている写真と、息子が倉庫みたいな所に監禁されている写真だ。

「ムスコハアズカッタカエシテホシケレバハネダクウコウオニモツオアズカリソウコニコイ」

手紙にはこんな事が書いてあった。


彼女に、手紙が来たことは言わずに家を出た。

1時間少し掛かって、羽田空港お荷物お預かりセンターに着いた。


扉を開けると息子がいた。縛られているものの、元気そうで安心した。すぐに駆け寄る。縄を解いて抱擁をかわすと、突然真っ暗になって、目の前にいたはずの息子は、もういない。


怖くなった僕は息子の名前を叫んだ。

そんな僕に鋭い痛みが襲いかかってきた。


ほんの一瞬の出来事だった。

僕の脇腹に槍が突き刺さったと分かるまで時間は掛からなかった。


突然明るくなった。僕は痛みに耐えきれずうずくまっていた。

何とかして状況を把握しようと周りを見た。


そこには理解しがたい状況があった。

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