石ころ
石を見つけた。
それはどこにでもあるような灰色で丸い石だ。
自分はなぜこの石をみているのか。よくわからない。だが、なぜかイライラする。ただの石ころになぜ?
だが、少し考えると簡単に分かった。
ああ、そうか。自分に似ているんだ、この石。
ありふれていて、あってもなくてもほとんど同じ。何の価値もない、ただの石ころ。
理解すればさらにイライラが降り積もっていく。
違う。自分は石ころとは違う。
自らの分身をドブに蹴飛ばした。
石を見つけた。
それはどこにでもあるような灰色で丸い石だ。
自分はなぜこの石をみているのか。よくわからない。だが、なぜかイライラする。ただの石ころになぜ?
だが、少し考えると簡単に分かった。
ああ、そうか。自分に似ているんだ、この石。
ありふれていて、あってもなくてもほとんど同じ。何の価値もない、ただの石ころ。
理解すればさらにイライラが降り積もっていく。
違う。自分は石ころとは違う。
自らの分身をドブに蹴飛ばした。
特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。