表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/33

オープニング 1 見知らぬ世界

『ズヴォーーーーンンンーーー−−…』


大きな衝撃と共に意識を取り戻す?!

衝突安全(パッシブセーフティ)機構(システム)が働き、警鐘(アラート)が鳴り響く音で自然と目が艇体状況表示版(ダメージコントロール)に向く!!


(水中にいる?!)


最大戦速でいたおかげで気密性が保たれ乗艇員も無事…


いや‥艇体状況表示版には浸水を表す警告表示が点灯した!


「緊急()()!!!」


私の指示に一瞬?疑問符が浮かぶも視界に広がる碧の世界でその意味を理解しヨーマンが操舵する!!


「緊急浮上!!」復唱するヨーマンに続き「衝撃に備え!!」と指示を出す!


「水面に出ます!!!」


ヨーマンが軽く叫ぶと艇首が水面に放り出され小さな浮遊感の後水面に打ち付けられる!!!


「浸水部の確認及び排水作業!急げ!!」


緊急艇内放送で呼び掛けた後クレアに各部所状況確認と報告があればするよう伝えヨーマンの隣に移る。


「ヨーマン、外の環境はどう?出れそう?」


口調をいつもの感じに戻しつつ聞くと


「外気はクランディアと変わらないようですが…アヴェイル少尉!?」


ヨーマンの視線の先にはアヴェイルの戦甲翔が...


「戻れ!!脳筋!!」


無線経由でカーウィンがさけんでいるが私はアヴェイルに周囲の確認をさせる事にした。


「アヴェイル、周囲を見渡してこの場所から出れそうな所はない?」


そう聞くと


「…飛べません…」


思わず「は?」と聞き返すと


魔力(マギ)増幅拡張機能(フェアシュタルクング)の出力が上がらん!!」


と言ってアヴェイルが帰投してきた。


ヨーマンに魔力濃度を聞くと


「計測不能…です」と言われた瞬間機関室から呼び出し音(コール)がありクレアが出る。


「こちら艇橋(ブリッチ)どうぞ。」


「機関室のゲビックだ。魔力(マギ)内燃(フェルブレヌングス)機関(モートア)の出力が上がらんのだが、どうやらこの地域の魔素は簡単には取り込めそうにないぞ」


ゲビック=バルケム1等技長の信じられない言葉を聞いて意識が遠のいた。


.........ここは想定した通り異世界だが......


境界階位(ボーダーグレード)が有り得ない!!!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ