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プロローグ 2 重なる緊急事態 中編

オープニングエピソードもう少し続きます。

「こちらは第8空艇騎士団フェルナンド中将麾下(きか)セシル=クランドール、火急の報告有り!」


もう何度魔力通信回線を開いたか数えるのも馬鹿らしくなり後三回開いて通信の気配が無ければ諦めようと思った瞬間...


『こちら第8通信室エマ=クランドール、火急の報告承ります!』


!!!第8?!いやそれよりも今は時間がなさすぎる!!


()()()()!カーメルン軍がヴァレリアント要塞に侵攻、迎撃に出ます!上官へ報告お願いします!!」


そう告げて私は妹の声を背に急ぎ部下の待つ戦挺へ駆け出した。






「お姉様?!何故…(幼名(ファミリーネーム)を)!?」


言いかけて今はそれどころではない事を思い出しエマ=ランシェ=クランドールは急ぎフェルナンド()中将の元へ向かった。

心に湧き上がるクランヴェール家への憎悪に近い感情を抑えもせずに...






「殿下?!」


「お嬢!!」


遅いと口々に言う二人に(大佐と呼びなさい)と言いかけて


「…今だけですよ…」


と告げる。


......数秒の沈黙を破るように(わたくし)は...いや...(わたし)は指を鳴らし声を張り上げた!!!


開演の(ペギンデア)時は来た!!!(フォアシュテッルング)征くぞ!!皆の衆!!!魔導(アウラ)強襲(ヴィル)戦艇(ファーレン)飛翔!!!!」


「「「「ウオオオオオオゥ!!!!!!!!」」」」


もう皆覚悟は決まっているのだろう。

私がまだ公子扱いだった頃、我儘うさばらしに付き合わされていた時のように接してくれる。


願わくば、来世で皆幸福たらん事を......

伏線回収は...かなり先になります...

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