オープニング 8 運命という名の必然 その4
意識内でのやり取りが分かりやすくなるかと思いセリフ調にしてみました
防毒マスクをして指輪を身に着け戦甲翔から降りた。
(生暖かい...湿度も...)
そう思っているとリアが『早う手をつけろ』と言ってきた。
何となくリアから不穏なものを感じた私は指輪をはめている方の手を耳壁に……『嫌じゃあぁぁ...』浸けた。
『むひぃ..!』リアの声を無視してベトつく不快さを感じながらも超巨人と念話する為魔力を込めた瞬間!?
何かが右耳に入ったような気がしたが気のせいかな?
と思ったが何かゴソゴソしてる気がして耳掻きを取ろうとテーブルの下に手を伸ばすと...
突然意識が途絶えた。
何故か自覚出来て今自分が深層意識とでも言うか何となくだが何が起こったのか理解できた...
【重なったのだ(わ)意識が】
二人の意識が共鳴した。
石上『ひょっとして...セシルさん?』
セシル『ひょっとしなくてもそうよ...分かるでしょ』
石上『まあ...何となく』
セシル『...世界の違いね...人が居る階位として多分日本が一番上だと思うから...』
石上『世界…階位?』
そう会話をしていると...
リア『お主ら...魂の情報が同じじゃぞ...お主と魔力回路を繋ぐ時の違和感は石上が原因じゃったのか』
石上『俺が...ノイズ?』
リア『石上よ...お主...何故セシルを知っておる?』
セシル『ちょっと待って!?私の方が前世なの?だったら私の記憶にある日本は何?』
リア『二人共落ち着け。ふむ...我が質問する故二人は黙っておれ。石上!我をちゃん付けで呼ぼうとするでない!!』
石上『(何故分かった?!)…はい』
リア『それも含め話してやる』
そう言われ石上はリアに魔力回路が繋がった事で意識を読み取られ記憶すら知られてしまう事を知り発狂した。
石上『嘘だろ〜〜〜!!!!』
リア『やかましいわ!心配せんでもそこまで知らんし知ろうともせん!!そのアホな思考を止めよ!!!ん?!セシルよ!お主まで釣られるでないわ!!!二人共止めよと言うに......!!』
リアは二人の意識が落ち着くまで待たざるを得なくなり暫く待つ事にした。




