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プロローグ 1 重なる緊急事態 前編

初投稿です。

完全素人ですのでお手柔らかに...

「緊急事態です!!」


そう言って駆け込んで来たのは我が公爵家に仕える準騎士カーウィン=ドール中尉だった。


「お前が慌ててるのはめずらしいな?」


「脳筋は黙ってろ!!!」


ちなみに脳筋と呼ばれた方の名はアヴェイル=クラン

カーウィンと同じく我が公爵家に仕える準騎士で階級は少尉、見て分かる通り...


「脳筋言うな!」


「言われたくなかったら口を挟むな!!『緊急事態』だと言っている!!」


二人は犬猿の仲である。


「そんな事も理解できないから脳筋だと…」


「そこまでにしなさい。カーウィン」


と割って入り「緊急事態なら早く報告しなさい」と促す。

「申し訳ありません殿下」と言ったカーウィンに

「この場では大佐と呼びなさい」と(たしな)め続きを促す。


「申し訳ありません大佐、報告ですが隣国カーメルンがこのヴァレリアント要塞に向けて進軍中です。中間地点にあったアーネスト領は今頃...」


そこまで言ってカーウィンが沈黙する。


「アーネストは領と言っても人口は少なく騎士団員も冒険者より少ないでしょう。住民に被害は?」


「アーネスト男爵が討って出る事でカーメルン軍を西方におびき寄せた為、住民に被害は無いと思われます」


「…そう…ですが避難はできませんね。仮にこちらに逃げ出したとしても...」


「お嬢の身は俺の命に代えてもお守りします!!!」


「アヴェイル!!先程私が指摘されたのを聞いてなかったのか?!だから脳筋だと「やめなさいカーウィン」」


私の叱責に二人共謝罪する。


「すみません大佐」


「申し訳ありません」


それよりも至急やらなければならない事をしなければならない。例え間に合わなくとも...


「二人共、全艇員に出撃準備するよう通達し乗艇しなさい。私も後から行きます。」


「「ハッ!」」


二人が敬礼し戦艇(ふね)に向かうのを確認した私は本国に報告すべく通信室に足を向けた。


そう言えば自己紹介がまだでしたね。私の名は...

主人公の自己紹介は次話になります。

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