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【神ノ槍】

作者:黒崎蓮【原作:みなぎゆう】
 ——絶対に、助けるから。
 異次元に存在する【神ノ力】を制御下に置き覇権国となったオーディニア帝国。
 その力の一つを操る能力者の少女グングニルの右肩に現れた痣は、彼女への死の宣告であると同時に、これから起こる戦いと災厄の兆しに過ぎなかった。
 研究者エルウィン=ラックハイムは彼女を助けたいと、生きていて欲しいと強く願い、自身が発明した’力’で、目の前に立ちふさがる壁を破って走り出した。
 この残酷な世界の未来に光を見ようとするように。
 あるいは、自分の過去を振り払うように。
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