表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
複製人生   作者: 名のないりんご
第六章 聖魔王国大戦編
62/70

第六十一話 次なる目的地

あの大戦から二週間後、俺は聖魔王国に居た。


順を追って説明すると、まず聖魔王国はルークがアーサーを説得し優勢であるにも関わらず戦いを放棄した。


獣王国とポラリス王国の連合軍も巻き返す兵力も無いため引き分けということで終わった。


俺は重要危険人物として聖魔王国は俺に手を出さないと宣言し和睦をした。


そして何故かルークと同じ部屋で療養している。


き、気まずい、、。普通殺し合いをした人間を同じ部屋にぶち込むか?


「アレク。」


びくっとしつつルークの方を見る。


「な、なんだよ?」


戦闘の時のような狂気に満ちた目をしておらずルークは落ち着いている。


「何か聞きたいことはあるか?お前の知りたいことがあるかもしれない。」


「聞きたいことか、、あ。家族が何処にいるかわかる?神の討伐もそうだけど世界に散らばった家族を探したい。」


すると、引き出しから手紙を取り出した。


「これは、俺たちの父さんと文通していた時のものだ。お前がいう転移魔法で飛ばされた後にも父さんは俺に手紙をよこしている。」


やった。ついに1人、居場所を突き止められた。


「それで、何処にいるんだ?」


「南の情報の街とも言われるスルカンダという場所で傭兵をしているとのことだ。」


実は親父の居場所は前々から知りたかった。



聖魔王国大戦が起きる少し前にレイヴン先生と家族の行方について話していた。


「神について聞きたいのなら私ではなくベレトに聞くと良いだろう。」


「いや、親父は神なんて居ないと思ってるよ。俺がその話をしたら鼻で笑われたくらいだし。」


すると、レイヴン先生は少し前のめりになって語りかけてきた。


「その時、ベレトは神の存在を否定したのかい?」


「え?」


待て。確かあの時親父が言ったのは、、「神を倒す?どうやって。」


「確かに、神の存在自体は否定していないってことは、。」


「彼は、神の実力を知っているんだよ。なら、彼に聞くのが良いだろうね。」



よし、次の目的地が決まった。治り次第準備に取り掛かるか。


後日、俺の部屋にある集まったのはレナ、アイヴィ、そして寝込んでるルーク、、は関係無いか。


「あれ?デュークとウェルアは?」


「デュークはポートアイランドで出会った子に が心配だから着いて行くって。ウェルアも魔法学校に呼ばれたから故郷に戻ったよ。」


少しホッとした。


「俺が置いてあったから抜けたんじゃ無かったのか。」


「あの2人はポートアイランドの戦いを見てないからアレクと顔を合わせにくくなったんでしょ。また会えるわ。」


俺は頷き、次の目的地のことを話し終えた後、ルークが声をかけて来た。


「アレク、無理を承知の上だが俺も旅に同行させてくれないか?」


ここで兄さんが着いてくるとは思っていなかった。俺は構わないが許さないのはレナだろう。アイヴィはともかく、レナは目の前で友人を殺されていることに変わりはない。


「勝手にしたら?」


ドアを強く閉めて出ていった。


「、、、無理なら無理と言ってくれ。俺も立場は弁えている。少し、、カイト達と話してくる。」


ルークは松葉杖をつきながらゆっくりと歩いて行った。


アイヴィは俺のベットに座り、果実を剥いてくれる。


「アイヴィはどうして残ってくれたんだ?」


「君の辛さは私も見たから。それに、君には恩を返さないといけない。最後まで旅に着いて行くって決めたから。」


彼女は口数は少ないが、話せば優しい子だとわかる。


「ありがとう。」



それから一週間後、俺たちはスカルンダへと歩き出した。ルーク兄さんも着いて来てくれた。


そして俺たちは知ることになる。


神の強さを、、、













高評価してくれるとモチベと投稿頻度が上がるかも、、

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ