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複製人生   作者: 名のないりんご
第五章 ポートアイランド編
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第四十八話 予想外の展開

ハンティフォレストから船で2日ほどかけてポートアイランドに到着した。


流石は港町ということもあって商売人や海賊っぽい奴らもいる。


これから情報を集めるために、『海辺レストラン 鯨酒場』という店で昼食を取ることにした。


「はい、お待ちどう様!名物のポートビール4つね。」


「うおー、美味そうだな!」「ドワーフにとっては最高級の品だ。」「良い香り〜!」


ウェルアには飲ませないようにした。絶対に暴れるからな。


ポートビールの味は少し辛くでも後味スッキリという面白い味だった。デュークはさっきから注文しまくってるけど全然酔った感じを見せない。アイヴィはエルフだが酒には弱いらしい。


「プハァッ、、それよりアレク。ここからどうやって動くの?」


「俺とレナとデュークは俺の家族の情報探しを手伝ってほしい。ウェルアとアイヴィはギルドにいって旅の資金集めをしてくれないか?正直カツカツなんだよ、、」


「りょーかい!」


その後もガパオライスやアブラフィッシュのフライを皆んなで食べて3日ほど別れることになった。



              ポートアイランド 3番通り


「レナは、、よく食うのだな、、感心するぞ。」


またイカ焼きを買ってやがる。そんなに食ってたら太r、、「なんか文句でもあんの?」


「ひえっ、、」


こいつ、、心を読んでやがる。


しばらく店の人や海賊に聞いて回っていると向こう側に聖魔王国の鎧が見えた。


「しっ!隠れろ!」


2人の背中を押し込んで物陰に移動する。


「いったいわね!どうしたのよ!?」


前のポラリス王国の件さら分かるように、俺は聖魔王国に敵視されている。つまり会うのはかなり厄介だ。


「一旦それぞれバラバラに別れよう。そっちは普通に聞き込みを続けてくれ。」


「なんかよくわからないけどあんたがそう言うなら行動するわ。「俺もだ。」


                 ポートアイランド 6番通り


あれから俺はかなり離れてまた聞き込みをしている。流石にこの距離は来ないだろう。


「すいませーん、この辺りに急に目の前に人が現れる事件とかありませんでした?」


奥から馬の獣人が出てきた。


「さぁねぇ、、あ、でも東にあるティガインド王国で新しい捜索隊が出来たとかの話は聞いたことあるよ。行方不明者を探してるんだとか。」


それだ!誰かは分からないけど行動に移してくれているんだ。俺も頑張らないと、、。


すると、獣人の店主は震えながら俺の後ろを指差した。


「あ、、あの、、お客さん?う、、後ろの方はお連れさんですか、、?」


ん?後ろ?レナの鬼の形相を見たのかな?


振り返ると白い鎧に龍の紋章の男がこちらを睨みつけてくる。


「すまない、人探しをしていてな。『ロギアス・アレク・レオナード』と言う人物を知らないか?冒険者だと思うんだが、、」


まずい、。どうしてここがバレたんだ?とりあえずこいつには関わらない方がいいよな、。


「いや、知らないね。ポートアイランドには世界中から情報が集まるんだし、もうちょい探してみたら?」


二本差しの男はしばらく睨みつけていたが、違うと判断したのか去っていった。


しかし、油断していた俺が悪かった。レナが聖魔王国の連中とすれ違った瞬間に俺の名前を呼んだのだ。


「あ、いた!アレクー!いい情報が見つかっ、、」


その瞬間俺は剣を抜くこうとしたが向こうの速度が速すぎて間に合わなかった。


ザシュッ、、


周りからは悲鳴が上がり人々は逃げていく。


俺の胸から血が出てくる。メガヒールで回復しようとするが、また斬撃が飛んできてかわすしかない。


「剣を取れ、ロギアス・アレク・レオナード。お前はここで俺が殺す。」


ほのぼのとしていた港は一瞬にして地獄へと変わったのだった。



聖魔王国騎士団 戦闘にかなり慣れており、マスター級魔法や剣技は主に西欧流や水聖流を使う。

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