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複製人生   作者: 名のないりんご
第二章 ドワーフ王国編
33/58

特別編 世界の動き

場所 ???城の廊下にて


カツン カツン 


緑の髪色をした男の横に幼い子供が共に歩いている。


すると、向こうから傷だらけの男がのしのしとやってきて声をかけた。


「おう、久しぶりだな。この坊主も見ない間に大きくなったんだな。」


すると緑の髪の男が冷静に返答する。


「その傷はなんだ?」


「こいつは俺たちの弊害となりうるロギアス家の連中を潰しに行ったらよ、変なばぁさんがいて戦いになっちまった。壊滅することには成功したんだがあのばぁさん結構強かったぜ。」


「そうか、しかし残念な知らせだがロギアスの一族はまだどこかで生きているぞ。」


「あぁ?」


「最近、ゴルデア王国の地下に封印されていたオロチをロギアス・アレク・レオナードと名乗る人物が倒したそうだ。」


緑髪の男は大柄な男を睨みつける。


「ガイア、この件をどうするつもりだ?」


「へっ。心配はいらねぇよ。聖魔王国の連中に俺たちの邪魔をする者は潰しておけと言ってある。どうでもいいぜ。あ、それよりお前こそ遺跡の捜索は順調か?」


「一つ、見つかったところだ。今から向かう。この子は頼んだ。」


「はぁ?嫌だぜ。ガキはすぐ泣くし鼻水垂らすし屁をこいても黙ってやがる。それならどこぞのボケたばーさんの介護したほうがマシだ、、あっ!」


緑髪の男は子供を置いてどこかに消えてしまっていた。


「たくっ、これだから『風の神』は嫌いなんだよ。おら、行くぞ!」


そしてまた、廊下は静かさを取り戻した。


聖魔王国 ミディアス城 王の間


「聖魔騎士団、三騎士をここへ!」


衛兵の1人が叫ぶと無数にいる聖魔騎士団の中から3人が出てくる。


聖魔騎士団No.3 ウィンズ・カイト・デルガ

聖魔騎士団No.2 剣王 ルーク

聖魔騎士団No.1 団長 ベリオス・アーサー・ヴァルザルド


すると玉座に座っていたバルシア王が立ち上がる。


「これより南の国、我が同盟国のポラリス軍の領地であるゴルデア王国がロギアス・アレク・レオナードとその一行によって奪還された!これにより我が王国はロギアス・アレク・レオナードを敵視することを決定する!三騎士は国を守るため行動せよ!」


王が言い終わるとNo.2であるルークが立ち上がった。


「では、探してまいります。」


1人の王の側近がルークに叫ぶ。


「まだ、王への挨拶が終わっていないぞ!」


しかし、そのままコツコツと歩いていく。


これに対して王は側近を止めた。


「彼には好きにさせてやればよい。なんの迷いもなく遂行できるはずだ、、」


アレクの名が多くのものに知られたことにより動き出した世界。


この先にどんなことが待ち受けているのかをまだアレク一行は知るよしもない。














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