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複製人生   作者: 名のないりんご
第一章 プロローグ
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第一話 新たな世界

初めまして!名のないりんごと申します!まだ小説を描くことに関しては初心者なので、温かい目で見ていただけると助かります。自分の体験も少し入れつつ書いていこうと思います。

ザー


体に当たる雨の感覚は無い。


もう、人生なんてどうでもいい。


今からここで死んでも悔いが残るわけでもない。


ただ、この先生きていても楽しいことなんてないし、生きる気力は完全に消えた。


中学までは順調で何は自由ない生活だった。勉強は大嫌いだったが、一応志望していていた高校には入れたし友人も沢山できた。


このまま普通に生きていこうとしていた。


しかし、大学受験は失敗。そこから自信を無くしていき、フリーターになった。


アルバイトをしたとしても、そこでも失敗続きだった。


その後、少しずつ金はなくなっていき、住む場所もなくなり実家に帰ろうとしたが親はすでに亡くなっていた。


気づくと30歳くらいは過ぎ、友達も消え何もかも失敗してしまうと恐れながら、逃げて、逃げてを繰り返し今ここにいる。



ここは足を踏み外せば簡単に死ねるような崖だ。


急に中学の頃に亡くなった兄のことがふとよぎったが、次の瞬間には落ちていた。


アトラクションのように落ちていく感覚。


そして地面についた瞬間、大きな音とともに俺の意識は完全に消えた。




「あなた、男の子ですよ。ほら、こんな綺麗な目をしている子です。」 


ん?なんだ?誰の声だ?俺は目を見開く。


そこには俺を横から覗き込む綺麗な女性と、いかにも貴族っぽい格好をした男。


そして奥には2人のメイドらしき人物が目に入ってきた。


「よく見せてくれ。」


男はそう言いながら俺を抱き抱える。


「あぁ、なんと可愛らしい。この子はきっとすごい

人物になるだろう。」


おいおい、これってまさか、よくあるあるの異世界転生ってやつか?


試しに少し声を出してみる。


「アー、アーア。」


うまく声が出ない。まだうまく喋れないみたいだ。


「あなた、この子の名前はもう決まっているの?」


女の人がゆっくりと尋ねる。


「あぁ、この子の名前は、ロギアス・アレク・レオナードだ。」


と男が名付けた。


いかにも異世界っぽい名前だ。


こうして俺は、二度目の人生を歩むことになった。


俺はこの世界を必死に生きてやる。


前の惨めな人生になるものかと心の中で俺は強く決心をした。

父親 ロギアス・ベレト・レオナード

母親 ロギアス・カレン・レオナード

メイド2人 メル・ラシャア

      ジュリア・バイオレット

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