表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宇宙(そら)へ  作者: 桜華
2/25

第壱話 Foreboding~~予感~~

大体、二週間に一回ペースで更新していきます。

末永くお付き合いいただけますよう、よろしくお願い致します。

ーー地球ーー

日本国首都東京・某所

「おはよ~!!」

声を掛けられた男子生徒は、振り向きそれが友と確認すると返事を返す。

「うん、おはよ~」

「あれ?今日は前髪まっすぐなんだね~wついに、常陸君も矯正かけたのか~ww」

「うるさいなぁ!かけてないって!大学生になったらかけるって、いつも言ってるだろ!」

「あはは、悪い悪いw冗談だよww」

「大上。君の冗談は相変わらずムカつくよ。」

「お褒めに預かり光栄ですな、陛下w」

「褒めてない!!!」

こんなくだらない漫才みたいなことをしながら、学校へと向かうのが僕の日常だ…。そう…僕が地球に着任してから…。

大上貴明。17歳の同級生で、僕が地球に着任してから初めて作った友達と呼べる人だ。

というか、勝手になったと言った方が正しいと思うけど…。

時は過ぎて放課後。

「常陸くん!英語の文法が分からないんだけど、教えてくれない?」

「残念だったな、雨宮!俺の方が先約なんだよ!」

「あんたが勉強!?どうせ勉強したって50点以下しか取れないんだから、したって無駄無駄~」

「お、俺だって、勉強すれば学年一位なんて余裕だ!」

「あぁ、下数えて?」

「そうそう、下から数えて…って、それって馬鹿ってことじゃねえかよ!」

こんな感じで僕の机の目の前、しかも教室のど真中で夫婦漫才を大上としているのが、同じく同級生で友達の雨宮春香だ。

たいていの女子には「さん」づけしているが、雨宮にはつけていない。それだけ、親しい仲ということだ。

「まあまあ、二人とも。じゃあ三人で残って勉強していこうよw」

雨宮:「まぁ、常陸君がいうなら、別にいいけど…。」

大上:「マジで、勉強やばいから頼むわ!!」

こんなかんじで放課後、先生の許可も取り、勉強会を開くこととなった。

これから、後に「大崩壊」と呼ばれることとなる災異が降りかかることも知らずに…。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ