スープ:トンデモウェイター
洋介がレストランの看板を見つけたので興奮しながら入店すると、店の奥から同年齢ほどの女性のウェイターが出てきた。
「いらっしゃいませー。お一人様ですか?」
「はい、そうです」
「ははっ。こちらどうぞー」
「なんで笑ったんですか⁉︎」
「お水お持ちしますね。メニューはそちらです」
「はい。……オムライスにしようかな」
「水道水お待たせしましたー」
「水道水来た! 黙ってたらわからなかったのに!」
「原産地のお知らせは大事なので」
「いらない!」
「あとこれ十一月のオススメで、カボチャのポタージュです」
「あ、ありがとうございます。それと注文いいですか?」
「ご要望はこちらのフリーダイヤルにお願いします」
「……じゃあここ何の店⁉︎」