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おれたち付き合ってますがなにか?  作者: ゴルゴンゾーラ
サプライズではないサプライズ
68/83

第68話_明のお姉さん

明のお姉さんに会うことになった。


スーツじゃなくていいよな。

俺のこと恋人だと紹介するって言っていた。

でも堅苦しく考えなくてもいいかな。


明と付き合いはじめた頃は、

周りに知られたらどうしようとか、どう思われるだろうとか、

気にすることが多かったけど。


だんだんと、どうでもよくなってきた。

バレたらバレただ。

「俺たち付き合ってますが、何か?」

って言えば良い。


もちろん、街なかで手を繋いだり腕を組んで歩くことはしない。

不快に思う人も中にはいるだろうし。

必要以上に注目されたくもない。

それはもう、どうしようもないことだ。


明のお姉さんと会う日、なんとなく緊張していた。

けっきょく、カジュアルだけど、あまりだらしなく思われたくない。

スーツではないけど、きちんとした服装で行くことにした。


--------------


約束の時間は19時だった。


明と俺は、お姉さんがあらわれるのを待っていた。

待ち合わせ場所はホテルラウンジのカフェだった。


「あれっ、約束の時間過ぎてるけど」

腕時計を見た。

10分くらい過ぎたところだった。


「すみません。姉は時間にルーズなんです」

「そっかそっか~。ま、女性はいろいろと準備があるしね」


二人でぼんやり、ホテルの庭園を眺めながらコーヒーを飲んでいると

ようやく明のお姉さんが現れた。


------------------


「明~!また遅刻しちゃったよ。ゴメン~!」


この人が明のお姉さんか。

俺は想像していた人とだいぶ違ったので面食らった。


明のお姉さんは、金髪に近い明るめの茶髪に、コテコテの厚化粧、

おどろくほど長いまつげをつけていた。


「大丈夫だよ。姉ちゃん」

明と俺は立ち上がる。


「あっ!明の恋人ってこのひと?」

「はい。あの。上原蓮っていいます」

「やるじゃん!明。めっちゃイケメンの彼氏だね。

あっ、よろしくぅ。アタシは島田緑っていいます」


島田という姓は、明の母方の姓なのだろうか。

明のお姉さんは、ややしゃがれた声で挨拶をした。

明るい人だ。

でも俺が今まで関わってきた女性とは大分タイプが違うので戸惑った。


「なんか食べに行こ」

島田さんは明の腕を引っ張った。

「わかったよ。姉ちゃん何食べたい?」

「寿司かな!ほらほら、上原さんも行こぉ」

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