#小さなリアリティ# 風俗嬢の住まいB
ボクが働いた風俗街のB。
伏せ字で説明するのも難しいですねぇ(笑)
田舎ではありません。
でも地方だから、都会と呼ぶのはオーバーな場所でした。
県名のついた市の、県名のついた大きな駅。
その周りには高いビルもあります。
そこから車で20分ほどの距離の、一角。
お店の裏は、もう、海だったように思います。
ボーイは、お店の近くに、店が部屋を借りてくれていて、家賃は給料から本人が払う形になります。
ただ、そのうちの幾つかは、自転車を使わないとツラい程度の距離があったりはします。
基本、店泊は無しでした。
そして、女性。
これは、かなり大きく違いました。
Bのスタイルが、かなり違ったからです。
安定した在籍・出勤メンバーは、大都市からの通い。
帰りのみ、大型の車でまとめて、ボーイが送迎します。
その他は、車やバイクを自分で運転して出退勤します。
で、Bの特色は、遠方からの短期のみの在籍女性が多かったこと。
お店の近くのマンションに、常に数部屋を契約していて、お店が月額家賃を支払います。
そして、女性が出勤した時は給与の支払い時に日額を差し引きます。
部屋は、冷暖房完備。
テレビ、冷蔵庫付。
布団も付いてきます。
部屋を使っていた女性が地元に帰ると、ボーイが店から鍵を渡され、部屋の掃除に入ります。
一通りの掃除をするのですが、布団の交換は……したかなぁ?
覚えていません。
で、電化製品の稼働チェック。
冷蔵庫の中など、前の住人が買い貯めしていたもののチェック。
基本、ナマモノ以外は、次の住人のために残しておきます。
だって、次に部屋に入る人が、どの程度の所持金レベルかわかりませんから。
残しておいてあげるのです。
少女マンガなどの雑誌も同様。
よほど傷んだもの以外は、そのまま残しておきます。
時々ね、隠れてペットを持ち込んでる女性がいて、その時は部屋の清掃は大変でした。
布団なんか、毛だらけ。
!
その時に、お店のフロントに布団の交換許可の電話を入れてましたから、基本、布団は交換しなかったかも。
忘れ物は……基本、なかったかな?
自分自身でも丁寧に掃除をして退去してくれる女性もいましたが……10人に1人ぐらい。
まあ、女性の真の姿なんて、そーゆーものなのかも知れません。
ただ、人気のある女性は、たいてい丁寧に掃除をして地元に帰ってくれます。
掃除するボーイへの労いの置き手紙と缶ビールを残してくれていたり。
何もすることが無いほど、キレイに掃除してくれているのにですよ?
だから、人気のある成績の良い女性って、店の収益の面だけでなく、人間性に対して、ボーイたちから尊敬されてることが多かったですね。