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第2話 鯖の塩焼き

第2話 鯖の塩焼き



「やめてください!警察呼びますよ!」


え?…俺は何かやらかしたのだろうか?

それとも俺は女を見るだけで逮捕されてしまうのだろうか?やばい!頭が追いつかない…

てかコイツ羽川じゃん、何でコイツが俺のアパートに? てかストーカー?情報量が多くて頭が痛い…


「あなたがストーカーだって事は分かってるんですよ!逮捕されたくなかったら回れ右して帰って下さい!」 「いやいや、そもそもここ俺のアパートだし」

「は?」 「は?」

「騙そうったってそうは行きませんからね!」

「騙すも何も!?」

俺はラチがあかないので鍵を開けて自分の部屋だと証明する事にした、

「え、嘘、本当に?しかもよく見たらマリモさんじゃないですか?隣に住んでたなんて。」 、マリモさんって…俺の蔑称はクラス一の美少女の耳にも届いているらしい、ちょっと凹むわ〜


「お前が隣人なのは分かったがなぜ俺をストーカー扱いしたんだよ?」

「そ、それは別にマリモさんの事が嫌いだったからではなくて(汗)

なんだコイツ失礼だな!

「お前、もうちょいオブラートに包めよ、流石の俺も傷ついたぞ(泣)、まぁ疑いが晴れたならもういい、お前もいつまでも外に居ないで中入れよ?」俺はそうぶっきらぼうに言い放って部屋に入ろうとしたが


「えっ、そこはストーカーって何だとか聞くところじゃ無いんですか?」

「俺は面倒な事には首を突っ込まない主義なんだよ」


「デリケートな問題を面倒とか言わないで下さい!そんなんだから友達いないんですよ!」

グサッ!

「うっせーな!いないじゃなくて作らないんだよ!」

「やーい友達0人w」


「このアマ!絶対話なんか聞かなーい、精々いもしないストーカーに怯えてな!」


と、俺が発した時


「くうっ、グスン」

「お、おい何で泣くんだよ、おい!、わ、悪かったよ話聞くって、こんな外で泣くなよ!」


羽川という可愛い少女を泣かせてしまった罪悪感に苛まれた俺は取り敢えず俺の部屋に上がらす事にした。

「どうだ?少しは落ち着いたか?」

「う、うん、あ、あのね」

そして俺は羽川に事情を説明された。

羽川が言うには俺が帰りに聞いたa組の男が数日前に羽川に告白したらしい、

告白を断ったのだが先程の俺をストーカー扱いした時のようにオブラートに包めなかったため怒りを買ってしまったようだ。

それからかなりの頻度でストーキングされるようになったそうで…


「いやぁ、モテる女も辛いんだなぁ」

「バカにしてるんですか?//」

「まさか、まぁこれでも食えよ」

「これなんです?」


俺が出したのは俺の得意料理サバの塩焼きだった。


「ほぼ初対面なのに暴言吐いたと思ったら、次はお食事出すなんてマリモさんは変わってるんじゃないですか?。」


「まぁ俺に出来るのはこれくらいだがなんか有れば言えよ、隣人なんだしさ」

「そこは男友達第一号って言ってくれても良かったんですよ?」


「第一号?第100号の間違いじゃなく?」それは俺への皮肉か?


「私が友達と認めてる人一人も居ないんですよ、大体邪な目的だったりするので、でもマリモさんは何も気にせずにさっさと家に帰ろうとしたじゃないですか?私それが面白くて、この人ならストーカーの事も話せるかなーって思ったんです、女子に言うと嫌味みたいですしね、」


「俺だってお前の事可愛いって思うぞ?」

「な、何ですかいきなり//、褒めて伸ばそうたってそうはいきませんよ!」

「あはは、やっぱお前は慌ててた方がいいや」

「やっぱさっきのは取り消します!」


こうして俺に初めての友達ができたとさ

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