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8 集合

「それってまずくないか?ブラッドコネクションがないと他の9本を使うことができないんだろ?」

「そのとおりです。今残りのメイドたちが刀の捜索を行っております。もう時期夕刻になるので戻ってくると思うのでそのときに報告を聞いてから今後の方針を決めてゆきましょう。」




―――「レイ様、捜索していたメイドが戻られました。中へ入ってもよろしいでしょうか?」


自室のノックの音と共にロレッタの声が聞こえる。


「ああ、かまわないよ。」

「失礼します。」


部屋に入ってきたのはロレッタ、それに続くのは知らない美女3人。

事前に教えてもらっていたがあの3人が捜索していたメイドか。


「ただいま戻りました、レイ様」

「戻りました…。」

「ただいまーおにいちゃーん。」


「ッ!?」

最後の子が入ったと思ったらいきなり飛びつかれた。

この水色の髪の子はたしか…シャーロットとか言ってたな。

ッて、おにーちゃん!?たしか俺には兄弟どころか血縁者はいないはずでは。


「シャルほんとに心配してたんですよ!もうこのまま目を覚まさないんじゃないかって、本当によかった…目を覚ましてくれて。」

(泣かれてしまった。)

「あらあら。シャルちゃんったらフフフ。

私も回復術を使っても一向に目を覚まされないので心配しておりましたのよ~。」

「元気そうじゃない…心配して損したわ。ってシャル!あんた何してんのよ!」


ん?抱きついてきたシャーロットへと目線を向けてみると

何故か俺の服のボタンを外している。


「あのシャーロットさん?なんで俺の服を脱がそうとしているんですか?」

「ロレッタさんから記憶喪失の話は聞いたのですが、体のほうは本当に大丈夫なのか心配だったので直に確認しようと思いましたの。」


(絶対嘘だ!目が心配してる目じゃなくて獣が獲物を狙う目になってるよ!)


「大丈夫に決まってんでしょ!シャル、あんたレイから離れなさいよ!」

「クンクン。せめておにいちゃんの匂いを、ってちょッ、ひっぱらないでよフラン!いたっ痛いから髪はやめてッ!」


ああ、この子がフランかツインテールと140センチくらいしかない見た目から子供みたいに見えるな。

ということはあのメガネをかけた人がクラリスか。


「やめなさい二人共!それよりもラグナロクの捜索のほうはどうなっているの?」

「あう、ごめんなさい。」

「…ごめんなさい。ロレッタ。」

「そのことについては私から報告させていただきますわ~。」


メガネをクイッと持ち上げる動作をしてクラリスは語りだした。

報告によると事故現場周辺を探索していたが俺のラグナロクは見つかっていないらしい。

問題なのは事故現場も調査していたとき不信な点があったこと。

崖に面した危険な道ではあったが今まで事故はなかった、そんな道で地面が崩落し馬車もろとも落ちたのだ。

そして馬と御者は不信な傷があり崩落する前に死んでいた可能性があるということと知らない壊れたラグナロクの一部が見つかっていてそこには紋章が付いていた。


「この紋章は帝都サンミリオンで勢力2位の組織”紫の炎”の紋章ですね~。」

「つまりこれは事故ではなく襲撃にあったということですか?」

「ええ、その件に関して”紫の炎”の構成員を締め上げ情報は吐かせたわ」

「さすがはフラン、手が早いのね。」

「レイに事故が起きた5日前に妙な動きがあり一部の構成員が負傷していたそうよ。」

「…間違いなさそうね。一刻も早くレイ様のラグナロクを奪還しなければなりません。

”紫の炎”に我ら”十本刀”の力を思い知らせてあげましょう。


すぐに襲撃計画を立てます。レイ様もそれでよろしいですか?」



なんだかすごいことになってきたな…。

簡単なキャラ紹介

・モモ:     ネコ耳の獣人   身長165cm

・ギン:     実はハーフエルフ 身長168cm

・ロレッタ:   まじめ?     身長172cm

・フラン:    元貴族      身長142cm

・クラリス:   巨乳メガネ    身長164cm

・シャーロット: 妹属性      身長149cm


彼女ら6人はメイドであると同時に強い力をもつ護衛でもある。

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