第8話 人外
目を覚ますとベットの上にいた
近くにはノゾムが1人
「起きた?」
「いやぁ〜起きてくれて助かったわ」
「とりあえず…あん子らどうにかしてくれや」
ノゾムの案内に沿って向かった
その部屋では
「だぁから!」
「好きならどんっどんいけばいいんだよ!」
「い、いやしかし」
狐の死神とやらと
ツミさんが、恋バナ…
らしきものをしていた
「おっ!」
「主、起きたか!」
「自己紹介がまだだったな!」
「妾はツネだ!」
「とある少女を探していてな」
「早速だが、一緒に探してくれぬか!」
この、ツネと言う死神に言われて
僕らはまた、あの山へと向かって行った
❅
「いや、なんでまたここに来てるの!?」
「イスカ殿、その、私らはあっちを探してみないか?」
ツミさんはなぜこんなにも冷静なのだ?
まぁ、いい
僕らは頼まれたことをするまでだ
ツミさんと共に僕は南方面を探索することにした
❅(視点変更)
イスカ達が南方面へ探索に出かけたのを確認してから
私はツネに質問をした
「…で」
「君、死神の癖に意外と恋愛脳なんやな」
「ふ…妾は人間が好きでな」
「特に、両片思いだった奴らが思いを伝えあって無事、ゴールインするその瞬間が、最高に愛いのだ」
「真顔でそれ言わないでくれや」
「大体、死神ならそいつらが死んだ時の悲しみがわかるだろ」
「大丈夫だ…最近、憑いている奴と周りにいる奴らのおかげでネタがどんどん湧いて出てくる」
「しかも、三角関係もある」
「リュウロと望月とスイン…」
「死神憑きと鬼と神…」
「どの組み合わせでも最高じゃ」
「…その感覚、一生分からへんな」
「そうか?」
「では、イスカとツミの関係は?」
「もどかしいね」
「じゃろ?」
「妾の憑いている奴、リュウロの会社とやらでは人外が沢山おる」
「じゃから、ほぼ不死身で構成されておるんじゃ」
「まぁ、リュウロに関しては妾と奴の想い人の勝手で不死身になったがの」
「エゴだな」
「当たり前じゃろ」
「人は皆、私欲で生きとる」
「…やっぱり」
「君、死神やのに人間よりよっぽど人間らしいなぁ」
「そんなわけないじゃろ!」
「ほれ、みよ」
「このキューティクルな耳と何本もある尻尾」
「そして、この鎌」
「あ〜…そやね」
「私が言っとる人間らしいは」
「見た目やない」
「中身や」
「そうか?」
「そや」
「やって、死神ができるだけ人間を生かそうとするなんて」
「聞いたこともない」
「…妾も聞いたことがない」
「自分の族裏切ったくせに、助けるなんて」
ノゾムは少し微笑んでこう言った
「私は、私のやりたいことをやる」
「例え、裏切った族を助けようがな」
「そうか、なら」
ツネがなにか、言いかけた時
イスカ達が帰ってきた
「見つけたよ〜!」




