異質な天気 1
ざぁーー
ん?今朝は雨か。
俺は雨の音と日差しで目が覚めた。
「ふぁー、おはようございます、マコト。今日は晴れていて旅が進みそうですね」
どうやらシェーミが起きたようだ。
「あ、おはようマコト。今日は雨だけど、何する?」
シェーカもおきてきたみたいだな。
そこで俺は違和感を感じた。
俺は雨の音と日差しで目が覚めた。シェーミは今日は晴れだと言っている。シェーカは今日は雨だと言っている。・・・やっぱりおかしい。
「あの~、二人とも、今日の正確な天気、わかるか?」
俺がそう聞くと二人ともこいつ何を言っているんだと言わんばかりの顔をした。あの目は馬鹿を見る目だ。
「何を言っているのですか?今日は晴れですよ。確かに少し湿度は高いですけどこんなに日差しがさしているのが見えないのですか?」
シェーミは陽向を指さしてそういった。が
「何を言っているんだ、シェーミ。マコト、今日の本当の天気は晴れだよ。ほら、ざぁーーって音が聞こえるでしょ?」
次はシェーカがそういいだした。
「あ゛ー、正確な天気がわからない以上、うかつに外には出られないな」
そういえば、俺がこの世界に転生してから1ヶ月以上たつが一度も雨が降ったところを見たことがないな。それどころか雲さえも見たかどうか怪しいレベルだ。
そう俺が考えている間シェーミは「今日は晴れていて絶好の散歩日和だから少し森の奥のほうまで散歩してみようかな~」とか言っているのに一向に出発すれ気配がない。一方シェーカはというと、「あー忙しい、あー忙しい。魔王に戻れない理由という名の言い訳を手紙になんて書こうかな」とか言いながら口笛を吹いて東の方向を向いている。
怪しい。
「おい、シェーミ、ちょっといいか?」
「はっはい。僕がシェーミです。な、ななななな何でしょうか?」
やっぱり、俺の見込んだ通り。シェーミは嘘をつくのがもう絶望的なほどに下手だ。
「シェーミはこの異質な天気について何か関係しているか?」
シェーミの瞳をよく見てみると黒目が左右にものすごい速さで泳いでいる。
「さ、さすがにもう言い逃れできないですね。しょうがないです、正直に白状しましょう。
もういいよね、シェーカ?」
「うん、もういいよ。でも、シェーミは嘘をつくことだけではなく説明もレベルを付けるならマイナスまで行きそうなくらい下手だから代わりに僕が説明するね。
マコト、何を聞いても僕たちのことを嫌いになったり距離を取ったりしないでよね」
「あぁ、もちろんだ」
そこまで言うなんて、何を話すんだろうか?
こうしてシェーカがこの天気について説明することになった。
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