グリュンノア都市ガイド
◆中央区
『中央区』は
行政府関連の施設と
国営の公共施設が多い。
『シルフィード協会』も
この中央区にある。
また、沢山の商業ビルが立ち並び
オフィス街となっている。
マイアで言うところの
丸の内や新橋のような感じである。
行政府の施設が多いせいか
非常に綺麗に区画整理されており
道幅が非常に広い。
近代建築物が多いが
一番、最初に作られた地区であり
グリュンノアでは最も歴史が深い。
『始まりの地』として
四魔女のファンや歴史好きの人たちが
聖地巡礼に訪れることも多い。
今でも
四魔女が当時住んでいた家や
昔使われていた行政府の施設などが
保存されている。
なお、中央区の中心には
『シルフィード広場』という
巨大な広場があり
その中央には
全長70メートルの
『シルフィード像』が立っている。
第四次水晶戦争の
終結を記念して建てられた像であり
『特別世界遺産』にも認定されている。
上空を飛んでいれば
どの地区からでも見ることができ
グリュンノアの象徴であると共に
人気の観光名所になっている。
◆東地区
『東地区』は
全地区の中で最も家屋の多い
住宅エリアである。
また、中央区の次に作られた
歴史の古い地区でもある。
今でも古い家屋が多く
グリュンノアの昔ながらの姿が
今でも多く残っている。
一時期、再開発計画が
行政府により持ち上がっていたが
住民たちの反対により
中止となった。
観光名所は
金運アップの『竜宮神社』と
寿命が延びると言われる『聖杯の泉』
また『エメラルド・ビーチ』は
釣り人には、人気の釣りスポットだ。
地域全体が古風で
観光名所も地味なため
訪れる観光客は年配の人が多い。
ただ、人情味のある人が多く
下町風情あふれる
古き良き地域である。
家賃や物価も安く
普通に住むには、とてもいい環境だ。
『ホワイト・ウイング』も
東地区の住宅街の一角にある。
◆北地区
『北地区』は
一部は住宅街だか
残りのほとんどが畑や牧場の
巨大な『農業エリア』である。
中央区寄りは
住宅街になっており
小さな商店などもあるが
一度、住宅街を抜けると
広大な農地が広がっている。
一番の特産品は
やはり『小麦』である。
パン作りには欠かせない材料で
『グリュンノア創成期』から
最も力を入れて生産されて来た。
何度も品種改良が重ねられ
非常に高品質で
ノア産のパンの美味しさの
大きな要因ともなっている。
また、酪農にも
非常に力を入れており
様々な乳製品が作られている。
世界的に有名な観光都市であるが
行政府は観光と同じぐらい
農業政策に力を入れており
小さな都市国家でありながら
『食料自給率』が非常に高い。
ノアブランドの農産物は
大陸では非常に評判がよく
かなりの高値で取引されている。
北地区の観光名所は
特別保護種の天使ホタルが見られる
『精霊の泉』と
『叡智の魔女』
ナターシャ・ノーブルの
守護女神像である。
『学問の女神』として信仰され
沢山の学生たちが訪れている。
なお、風歌の住むアパートは
この北地区の住宅街の中にある。
◆南地区
『南地区』は
最も近代的な建物が多く
沢山の商業ビルや
高層ビルが立ち並ぶ
グリュンノア最大の商業エリア。
大型ホテルなどの
宿泊施設も多く
超大型施設である
『グリュンノア国際空港』があることから
グリュンノアの玄関口とも言われている。
最も開発が進んでいるエリアで
この町の都心部。
1キロ以上続く
『シルフィードモール』には
人気の店舗が非常に多く
沢山の観光客で
一年中、賑わっている。
なお、南西側は
『高級マンション』などが多い
セレブタウンになっている。
ナギサの実家のマンションも
その一角にある。
逆に、南東側は
古い建物が非常に多く
迷宮のように入り組んでいる。
元々は『港湾地区』だったため
今でも大きな港が残っているが
エア・ブルームの普及で
全盛期の3分の1ほどしか
船が運航していない。
この地区は特に観光名所はないが
デパートやショッピングモールなど
商業施設が非常に多く
グリュンノア国際空港もあるため
観光客の数が最も多い地区である。
なお、パン屋街である
『豊穣通り』は
地元の人たちは、もちろんのこと
大陸からもパン好きたちがやってくる
観光客にも人気があるスポットだ。
◆西地区
『西地区』は
住宅と商業施設がバランスよく建っている
準商業エリアである。
店舗数は多いが
平屋が非常に多く
あまり大きな建物はない。
そのため、南地区とは違い
とても穏やかな雰囲気が漂っている。
また、空き地もかなり多く
『風車』が至るところに設置されている。
風が最も強い地区なので
全盛期は物凄い数の風車があった。
元々は風車で小麦を挽いていたため
その周囲には『小麦畑』が広がっていた。
しかし、機械化が進み
畑は全て北地区に移転し
風車の数も大幅に減った。
現在では、風車はただの飾であるが
風車を見るために訪れる観光客たちも多く
西地区全体が、人気の観光スポットになっている。
なお、競技場が多いため
各種『イベント』や『コンサート』は
西地区で行われることが多い。
観光名所は
『サファイアビーチ』『ユーノス神殿』
『ウインド・ストリート』
また、一番の見どころは
沢山の風車が一斉に動いている
『風車丘陵』である。
ほどよく開発が進んでおり
オシャレな店や人気チェーン店が
続々と出店しているため
地元の若者たちが多く
観光客にも人気の地区である。
◆新南区
『新南区』は
海上の埋立地に作られた
超巨大な歓楽街。
南地区から1キロ以上の長さがある
『ドリーム・ブリッジ』で繋がっている。
南地区と同様に
商業エリアとして栄えているが
雰囲気が全く違う。
新南区は
『景観保護規制』がないため
作れる施設に制限がない。
そのため、カジノ・競馬場・競艇場
飲み屋街・風俗店・グルメタウン
巨大遊園地・ボーリング場・映画館など
ありとあらゆる娯楽施設と
世界中の酒や料理が揃っている。
特にカジノや飲み屋街は
非常に派手な装飾がされており
夜に行くとネオンが明るく輝き
他のエリアとは別世界のような
独特の雰囲気を醸し出している。
『娯楽の殿堂』として
世界的にも非常に有名で
世界各地から観光客が集まっている。
ただ、他エリアとは
完全に客層が異なっており
観光というよりは
遊興にふける者が多い。
観光名所としては
『ドルフィン・ランド』と
『ウォーター・ワールド』
どちらも大人気の
巨大なテーマパークである。
夜の『ドリーム・ブリッジ』や
『ゴールデン・アーチ』(カジノ街)も
イルミネーションの美しさで
観光名所になっている。
昼間は一般客やファミリー層が
夜はギャンブラーや酒好きが集まる
2つの顔を持つエリアである。
治安や風紀の点で
しばしば問題視する意見が
上がっているが
本島から
1キロ以上離れていることと
24時間体制の
厳重な警備体制によって
現状は行政府からも黙認されている。
『新南区』から上がる収益は
全エリアの3割以上を占めており
馬鹿にならない収入源になっている。
世界中の資本が入り込んでおり
今後、ますます巨大化する様相である。