漫才(お題は幽霊)
2人「どもー。漫才男2人組みです!」
ボケ「わざわざ、男2人組みって言わなくてもいいじゃん」
ツッコミ「ここでしか設定を言う所ないんや。我慢してくれ」
ボケ「ところで、いきなりだけど、君は幽霊ってどう思う?」
ツッコミ「本当にいきなりやな? 幽霊ってあれか? ひゅードロドロって感じで、『うらめしやー』って出てくるあれか?」
ボケ「いや、そんな効果音出さないし、『うらめしやー』なんて言わないよ?」
ツッコミ「なんで、そんなこと知ってんねん? 会った事あるんか?」
ボケ「え? それは家に一緒に住んでるから」
ツッコミ「住んでるんかい! お前大丈夫か? 殺されかけたりしとらんのか?」
ボケ「いや、普通に『おかえりなさい』とか言ってくれるよ?」
ツッコミ「お出迎えしてもらってんのかい! それ幽霊ちゃうやん!」
ボケ「いや、幽霊だよ? 足無いもん」
ツッコミ「うわ。まじもんや。お前よく家に居れるな? 怖くないんか?」
ボケ「怖くないよ。家に帰ったら、ご飯用意して待ってくれてるし、凄く良い子だよ」
ツッコミ「ご飯作ってくれるんか! 幽霊だよな! 幽霊の話だよな!」
ボケ「幽霊だよ。遅く家に帰ったら、お風呂も用意してくれる。早く帰ると駄目だけど……」
ツッコミ「ちょっと待て。さっき良い子って言ったな? お……女か?」
ボケ「何言ってるの? 人間じゃないんだから、そんなのわからないよ?」
ツッコミ「見た目でわかるやろ! 女幽霊もテレビとか映画とかで出てるやろ!」
ボケ「テレビとか映画とかフィクションじゃん?」
ツッコミ「本物の幽霊と一緒に住んでる奴に言われとうないわ! それでどっちやねん?」
ボケ「そう聞かれると、女性かもしれないね。声も高いし」
ツッコミ「そうか……女か……そ、それで胸は巨乳のボイィ〜ンか?」
ボケ「え? 幽霊なんだけど?」
ツッコミ「それはわかっとる。スタイルのこと聞いとるんや!」
ボケ「姿はぼんやりとしてるから良く分からないけど、エプロンしてたときに胸はあったような気がする」
ツッコミ「幽霊がエプロンしてるんかい!」
ボケ「エプロンしてないと料理できないじゃん。何言ってるの?」
ツッコミ「お前のツッコミどころはそこか! そうか……巨乳のボイィ〜ン姉ちゃん幽霊か……」
ボケ「お巡りさーん。ここに幽霊を視姦しようとしている人がいます!」
ツッコミ「ちょっ、ちょい待ち。相手は幽霊やろ! セーフやセーフ!」
ボケ「幽霊まで手出ししようとする相方を持って僕は悲しいよ」
ツッコミ「モテない人間の気持ちが分からんのかお前は……ところで、幽霊についてどう思うって聞いてきたけど、悩みがあるんか?」
ボケ「ほら、色々してくれているのに相手は幽霊だから何もしてあげれないんだよね。お給金も渡せないし……」
ツッコミ「金払うつもりやったんか! 色々ツッコミどころありすぎて何もいえんわ……」
ボケ「2人も幽霊連れ歩いてる君だから相談したのにつれないなぁ」
ツッコミ「まじか! 俺の側にも幽霊おるんか!」
ボケ「あれ? 気付いてなかったの?」
ツッコミ「そ、それで、そいつは巨乳のボイィ〜ンか?」
ボケ「結局そこかい! 節操ないわー」
2人「どーもー。ありがとうございましたー」