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dark shadow2  作者: 酢酸カーミスケ溶液
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dark shadow 26話 闇は蘇る

というわけで前回で終わった風のことを言っておいての続きです。

シリーズではdark shadow2となっているはず。

でも続きの内容なので注意してください。

かみすけは笑いながら扉を出た。

そして、現世に降り立つ・・・はずだった。

「あれ?この島って・・・この祠って、まさか」

そのまさかである。

元いたあの島、バドルフの船、そして祠がある。

中から人が出てきた。

「かみすけ、会ったときからこう運命付けられて・・え!?」

アストラルは目を点にさせてから驚きだした。

「おまえ現世に行くんじゃなかったのか?」

「そうだ、帰るべき場所って結局ここだったんじゃないの?というかもうここにいろよ。」

「カリム!」

「うあ、何でもないです。」

「かみすけ、一緒にこの世界を見に行かないか?」

バドルフはそう言った。

しかし、かみすけは宝玉を取り出すと中に入ってしまった。

「かみすけ・・・」

そして皆はヘルティア王国へと着いた。

そのとき、雲行きが怪しくなってきた。

アストラルは感づいた。

「レギオン!」

周りにいた人々は驚いていた。

「勇者様!魔王はもう倒したじゃないですか!」

「違う、あのとき俺が倒したのはおそらく偽物だ。この闇、前よりも強くなっている。」

「フハハハハハハハハ。よくぞ気が付いた。アストラル!いかにも我が本物の魔王レギオンだ!」

空にうっすらと巨大なレギオンの影が現れた!

「かみすけ、貴様のおかげでこっちは動きやすかったよ。貴様が元の世界に帰ろうとしているとき、我は勇者の塔へ行っていた。」

「レギオン!おまえの目的はなんだ!?」

「オーブは全て我が手中にある。オーブは古代、魔物を召喚する石としても使われていた。そして今もそのオーブの中には伝説のドラゴンが眠っている。」

レギオンは8つのオーブを空にかざした。

オーブは空高く上昇し、世界中に散らばってしまった。

すると8つの方角からそれぞれの色の光が昇った!

「ドラゴンの封印は解かれた!貴様に味方を倒すことはできるかな?」

レギオンは消えていった。

「8つの竜、早く止めないと!」

4人は走りだした。

そのとき、北にある火山が噴火した。

「あれは竜!?」

アストラルは噴出した溶岩の中に黒く、うねるような物を見た。

そして、アストラルは急いだ。

「待って!アストラル!」

「待ってられるか、火山に竜がいるんだぞ!」

アストラルの前に斧が落ちてきた。

「おい!何しやが・・・バッドゴイル!?」

上空には片手に斧を持ち、コウモリの羽で飛ぶ魔物が飛び交っている。


バッドゴイルがアストラルの後ろに近づいた。

アストラルが振り向いた瞬間、バッドゴイルは口から血を吐いた。


カリムがバッドゴイルの背中を剣を突き刺していた!

そしてカリムは後ろに宙返りし、バッドゴイルを踏みつけ、剣で刺した。

「カリム、腕は衰えていないようだな!これなら早く一掃できそうだ!」


「光魔導破!」

アスカが放った白い光がバッドゴイルに直撃!

そして、光のナイフでバッドゴイルを斬りつける!


カルアは空高く跳び上がり、空気の渦の塊を落とす。

すると竜巻が巨大化し、周りのバッドゴイルを襲う!


「この数・・・まずいな。」

「ドラコニウムよ!我に力を!」

アストラルは宝石を天にかざす!

しかし、何も起こらない。

「なぜだ!?・・あ!」

バッドゴイルが斧を振り上げ、アストラルの目の前に迫った。


そのとき、紫色の線がバッドゴイルの後ろを通り過ぎた。

「アストラル、今は考えるな!」

「カリム!ありがとう。」


「地上は任せた。俺は空中戦だ!」

カリムは黒い翼を広げ、飛び立った。


アストラルはバットゴイルに斬りかかった。

斧と剣が押し合い、火花が散る。

バッドゴイルが右脚を振り上げた。


アストラルが突き飛ばされた!

すかさずバッドゴイルはアストラルの首元に斧を近づける。

「終わりだな。」


その途端、アストラルの宝玉が光を放つ!

バッドゴイルは目を腕で塞ぎ、瞳を閉じた。


「なんだ?この力は!?」

光がアストラルに集まる。

「アストラル、聞こえますか?」

「その声はもしかして!」

「私は天地竜クァバナ。あなたにさらなる力を与えます。」

「それってもしかして、アスカやカイラのような力を?」

「そうです。あなたは幻想の魔王を倒しましたね。そして、8888年に世界が滅びるというのは魔王が勝手に決めつけただけ、しかし、もう時間がありません。人には潜在的に宿った力があるのです。アストラル、あなたには勇者である以上光を追い求めるのでしょう。しかし、あなたには闇が隠れています。」

「俺に闇!?なぜだ?俺は勇者!闇は光の敵じゃないのか?」

「あなたの仲間に闇を宿す者がいますね?」

アストラルはハッとした。

「カリム!」

「カリムは使う技こそ闇。しかし、それは誤りし闇とは違う。アストラルよ、闇を味方につけ、誤りし闇を太陽のように照らし、世界を救うのです。」

そして、アストラルは元の場所に戻った。


アストラルは剣に力を集中させた。

日輪円裂飛来斬プロミネンススラッシュ!」

アストラルの剣から橙色の炎を纏った衝撃波が無数に飛び、バッドゴイルの体が輪切りになって爆発を起こした!


「地の底深き眠りより爆炎となりて天を舞え!不死なる翼を広げ、聖なる炎で燃やし尽くせ!神の名のもとに闇への鉄槌を下せ!神の炎よ、竜の吐息よ、けたたましく燃え上がる勇気と怒りを纏いて再び姿を現せ!天地鳴動の如く天変地異は繰り返される。神聖なる灼熱火炎竜、未来永劫の封印の枷を解き!地獄の業火をその身に宿し、聖者と邪者のクロスはカオスの境地へと導かれん!究極灼熱聖魔超越魔法、ヴォルティニアスブレイン!」

今後もdark shadowをよろしくお願いいたします。

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