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爆縮と体温の機知(2)

霧・ハレーション

無数に消える泡は

波を立ててから消える

円状に広がり

末端まで行けば

消えたとなる

大小の違いはあれど

消えることに

違いはない


鉛筆で書いた後

ボールペンでなぞり書き

消しゴムで消せば

終わりとなる

エピローグは用意して

煌びやかな日々

他人に迷惑はかけないのか

迷惑をかけれる他人が居ないのか

横顔に隠してある物は

きっと

見てはいけない


橋渡しをされる

カチカチ鳴る骨は

壺の中に入れられて

現代版の封印術みたいに

丁寧に処理されていく

死に際を見るより

死んだ後を見ろ

ある人が

僕に言って聞かせた言葉

重たいのか

軽いのか

今は

もう分からない


集まりは集まりで

顔出しは顔出しで

個別に偲ぶのか

忍んでいるだけなのか

厄介な物は

びっくりしましたと

一言があるだけで

印象が変わり

本来の根っこは

空気の下へと

沈んでいく

顔がどうであれ

人がどうであれ


白いだけの催しが終わる

静かになったのは

元の場所とは違うからだ

空間が少しだけズレる

何かが消えるとは

それを

引き起こすだけの理由になる

異次元とは違うが

限りなく近い世界

前の世界を過ごすことは無い

自らが生きていたとしても


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