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80*閑話+童話パロ始めました。


「第80回目! おめでとう作者こと浅井礼螺さん!」


「いつもの様にグダグダと話しても時間が潰れていいんですけど、今回は友達と考えた変な企画を始めるらしいです」


「友達居たんd」


殴るぞ。


「怖いよ!!」


「題して、“朝夜メンバー童話でパロディー”ー……………」


「あー君お兄ちゃんは無視なのね。そしてやる気がないのはその沈黙の長さでよーく分かった」


「童話パロディって、何がしたいの馬鹿じゃないの」


「はいはい落ち着いてー。ではではー、俺達で場所を使っちゃうと行数半端なくなるからとっとと行っちゃおうと思いまーす。今回ナレーションを担当するのは我が兄貴ヒコクマヒル齢今年で20歳。他の配役は……まぁ読んでからのお楽しみってことで」


「色々小説でぶっちゃけちゃいけないことぶっちゃけてるけどまぁいいよ。童話パロ、今回は赤ずきんちゃんらしいです。ちなみに今回はって続く訳?」


今からの話は一部、どころか二部三部四部弄っていますのでもうフィクションと思って下さいね、ではどーぞ!


「マヒル兄頑張っ!」










 何で俺な訳よ。……まぁいいや。


 昔々あるところに、それは可愛い男の子が居ました。


「ちょっと待て」


 その子の名前は赤ずきんと言います。


「おい待てって」


 ……何。


「何で僕が赤ずきんなんだよ」


 仕方ないだろ、作者の配役がお前なんだよアサキ。


「……」



 ……赤ずきんはお母さんに頼まれて、風邪で寝込むお祖母さんの元にお見舞いに行くことになりました。


「は? 誰が行くと思ってんの?」


 行くことになりました。


「赤ずきん、行って来てね?」


「うわ母さん来たよ、仕事行けよ」


「行かないとお母さん泣くわよ」


「何それ、脅迫になってないんだけど」


 とにかく行けよ!! ナレーション進まねェんだよ!!


「面倒だ――」


「行ってきてくれたら、お小遣あげるわよ?」


「――けど行って差し上げよう。そしてゲームを買おう」


 ……扱いやすい赤ずきんはお見舞いの品を片手に即座に家を出た。……童話にゲームってどうよ。






「お見舞いなんてさっさと終わらす、さっさと終わらして帰る」


 赤ずきんは途中、花畑を見つけました。


「ゲーム何買おうかな、やっぱりポケ●ンかな」


 花が好きな赤ずきんはそこで花を摘んで――っておいアサ……赤ずきん! 花畑を通り過ぎるな! 花に興味を持て!!


「花なんてすぐに枯れて一生を終えるのさ――」


 赤ずきんは少し感傷深い台詞を吐けば、花畑に向かいました。


「……」


 向かいました。


「分かったよ、向かうよ、向かえばいいんでしょ」


 ぶつぶつと文句を言いながらも赤ずきんは花を摘み始めました。

 しかし、そんな可愛いらしい姿を背後から見ていた者が一匹――


「何で俺が狼な訳」


 飢えた狼でした。


「うわ無視りやがったマヒルの野郎! あとで覚えてろ! 勝手に家ん中入ってビール買い貯めるからな!!」


 未成年がビールを飲むな。買うなら普通の食品を入れておけ馬鹿セツ野郎。


「ふーい」


 そしてそんな狼は可愛い赤ずきんを――


「あのふて腐れた姿が可愛いか……?」


 俺の弟が可愛くないというのかい……?


「うわぁナレーションなのにこの威圧感何さ」


 とにかく。

 狼は可愛い赤ずきんを食べたくなったので、お祖母さんの家に先回りをしようと思いました。卑しい笑みを浮かべた狼は、赤ずきんにバレない様に――


「あ、セツさん何してるの」


「ようアサキ、今俺狼らしいから食べちゃうぞー」


「うざ」


 ――……ゴホンッ。バ・レ・な・い様にお祖母さんの家に行きました。


「ゴメンマヒル。行くから怒らんといて」


 分かればいい。

 そしてそんな狼に気付いていない赤ずきんは、綺麗な花を摘み終わり、お祖母さんの家へ向かいました。







「え、ちょ、お祖母さん役お前?」


「ウフフ、なぁにセツったら、仕方ないでしょ? 朝夜キャラにお祖母さんなんて居ないんだから。年齢を考えたら1番年上の私がやるっきゃないのよ、お分かり?」


「ああ、マヒルのママンはお母さん役だからな」


「もう1人居るらしいけど、脇役らしいからいいのよ、で、セツ狼さん? 私を食べようっての……?」


「……ああ、そっか、お祖母さんか、……え? 俺に自分よか強い人をのせと?」


「あらん、自覚があったのね♪」


「あのー、ナレーションか作者、配役ミスが否めねェ」


 いや、俺に言われても。仕方ないならセツはウミ食ったってことにして――違う、狼さんはお祖母さんを食べてベッドに潜り込めば――


 ガチャ


「お祖母さん、お見舞いに来ましたよっと」


「「来ちゃった」」


 速いよ赤ずきん。


「あれ、お祖母さんってウミさんなんだ」


「やっほーアサキ君! お祖母さんのお見舞いに来てくれたのかな? ウミ感激☆」


「ちょ、ウミ下がれって。今の流れ的にお前居たらまずいんだけど」


 お、お祖母さんが狼に食べられる前に赤ずきんは家に到着してしまいました。

 食べられそうなお祖母さんを見て赤ずきんは1言言いました。


「……?」


 言え。


「お祖母さん、いつの間に狼に知り合いが出来たのさ」


 そしてお祖母さんも1言。


「お祖母さんは人徳があるからね!」


 赤ずきんじゃねェよもはやこれ。


「ナレーションがさじを投げるなよ、狼困っちゃう」


 テメェが言っても可愛くねェよ。


「じゃあ俺が困っちゃう」


 お前だ――ってユウヤお前何して――


「俺狩人役なんだけど狼がお祖母さん食わないと出てこれないんだよね」


「あら大変、ユウヤ君を困らせちゃったわね。セツ、代わりに貴方が死になさい」


「別にユウヤ死んでねェし!! 代わりに死ねって酷っ!!」


「セツが死んでも私とマヒルくらいしか困らないわよ」


「え、お前等困ってくれんのか?」


 パシリが居なくなるのはキツいな。


「素で泣くぞ」


「男が泣いたって可愛くないのよ。あ、カイちゃんとユウヤ君とアサキ君は別よ? ってあれ、そういえば2人は――」


 以上、赤ずきんでした。


「後半ズタズタやん」














「はい、先に戻って来てた赤ずきんです」


「出番ほぼ皆無だった狩人です」


どうだったでしょうか――配役が大事ってよく分かったでしょ?


「あんたが決めたんだろ」


「俺の出番ないじゃん。てかアサ君がだらだらして3人が騒いで終わったよね、何この赤ずきんちゃん」


もう赤ずきんちゃんじゃないんだよ。


「「おい」」


ではでは、本当はもうひとつゲームパロをやりたかったんですが文字数と僕の就寝時間の関係で次回持ち越――


「馬鹿じゃないの?」


「81話でやりなよ、どうせネタないんだし」


――最近キャラ達が独り歩き始めて怖いですが、めげずに頑張ろうと思います。


では今回はこの辺で。


「また100話でお会いしましょう!」


「会えたらな」


おい。


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