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478/500

478+いつものファミレス。

※会話文のみ


「はーあいマヒル、セツ、久し振りね」


「「ようOL」」


「何故か貶された気分なんだけれど気の所為なんだけれどー?」


「いたたたたたッ!! 馬鹿野郎指がそっちの方向に曲がるとでも思ったかウミ!?」


「え、思ってないわよ」


「真顔!? つーか久し振りに会ったダチにこの仕打ちってどうなんですか!?」


「セツが敬語使うの気持ち悪いわね」


「んだとコラァ! マヒル! お前もなんか言えよ!」


「仕事お疲れさん、何か飲むなら持ってくるぜ?」


「あらありがとう、珈琲お願い出来るかしら?」


「な、……確かに何か言ったな……」


「あなたもマヒルくらい気の利く人間になりなさい? 仕事帰りを労る心、そしてレディを労る心――」


「お前未だ自分がレディだと思っ――ですよねウミ様レディですよね腕があああっ」


「はい、アイスで良かったよな」


「ありがとうマヒル、よく分かってるわ〜。何処かのニートと大違いね?」


「ニートなめんなコノヤロォ! つーかニートじゃなくてフリーターじゃあ! バイトリーダーなめんな!!」


「知ってるわよ、そんなにムキにならなくたって。ファミレスに迷惑だから止しなさい?」


「クソッ、オフィスで働いてるからってコレだよ……! 仕事してる奴の何が偉いってんだ!」


「「仕事してること(だ)よ」」


「そうでした」


「でも仕事云々抜きにしても、ウミは元々セツの扱いそんなだった気がするけどな」


「うふふっ」


「不敵な笑みやめれし」




「にしても二人共酷いじゃない、卒業してから全然連絡くれないだなんて」


「すること無かったしな」


「確かに」


「そうやって男同士で女の子を除け者にするのね、酷いわ、殴り飛ばしてやる」


「知ってるかウミ、普通の女の子はそこで殴り飛ばしはしない」


「あらそう? ムカつくフリーターが居たら普通殴り飛ばすでしょう?」


「俺限定でした!」


「ウミ……まさかとは思うがそれ仕事先でもやってるんじゃないだろうな……?」


「マヒルったら心配性ねー、やってる訳ないじゃない。こう見えても私、分別はつけられるのよ?」


「大学の先生には殴り掛かれるのにか……!?」


「それは未遂よ」


「止めたの俺達ですけどねー!!」


「セツ黙りなさい?」


「何で俺にだけ厳しいの? 賄賂(珈琲)か? マヒルは賄賂(珈琲)を贈呈したからか?」


「私は昔からマヒルには優しいわよ」


「この清々しい依怙贔屓」


「これぞ正に分別」


「というか、馬鹿に優しさなんて不要じゃない? 私自分が馬鹿だからセツ見てるとイラッとするのよね」


「匙加減じゃん! それウミの匙加減じゃん!」


「セツの馬鹿さはウミの遥か上だと思うんだけど」


「oh、マッヒー酷いぜ」


「でも馬鹿……うちにも馬鹿居るんだけどな……」


「ユウヤくんは良いの! 何てったって可愛いんだから!」


「高校生男児に可愛いって……」


「まぁ可愛いけど」


「……(マヒル、兄馬鹿だったね)」


「私可愛い男性が好きなのかも、ふふっ」


「ショタコンだったのかそうか」


「誰がショタよ、男性って言ったじゃない」


「そういえば大学の時に、就職したら恋愛考えるとか言ってなかったか?」


「あ、俺も覚えてるわ。オフィスラブすんだろ?」


「嗚呼、駄目ねそれ。まず女性率が高いしろくな殿方も居ないわ、お金持ってそうな上司も女性ばっかり、あんなところで恋愛なんて誰が出来るのよ」


「まぁ、無理にするものじゃないから良いんじゃないか?」


「そうねー……、また当分恋人イベント系はマヒルの作ってくれる美味しいチョコレートケーキで我慢ね」


「おかしいな、作った覚えがない」


「……我慢だな」


「セツめ乗っかりやがる」




「ということで宜しくねーマヒル、ハロウィン楽しみにしてるわ?」


「マヒル、トリックアンドトリート」


「オアだ馬鹿セツ、……考えといてやるよ」





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