表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
471/500

471+夏休み明けました。

※会話文のみ


「時にナツメっち、暫く学校を休んでいる内に何故か現国の単元が虎に変わっていた訳だけど何故人が虎になっていて魚は何処に行ってどうなったんだーい!」


「……ん、何か言った……?」


「……はっはーんナツメっちったら夏休み挟んでボケた? それともオレの扱いを心得てきたって感じかな完スルーしないで寂しいから!」


「え? うん……で、何の話……?」


「虎と魚の話だって」


「訳が分からないよ……」


「もうナツメっちのいけず! ――まぁ冗談はさておき、夏休み入る前に大分休み過ぎて現国の今の単元に追い付けないので教科書見して下さんしと」


「あ、そっか。難しいもんね、今のところ。……俺もあんまり、理解してないけど」


「いーのいーの! ナツメっちの教科書見やすいしさ! 俺の教科書なんてロッカーにおざなりに置き去りにされてるから――」


「ぐしゃぐしゃ?」


「――とても綺麗に整列していて使われた形跡すら無い訳でして」


「……」


「……」


「……シノノメ君、休むこと多いし、俺に出来ること、が、……あったら、言ってね」


「あ、うん、サンキューナツメっち! さっきの間が何だったのかすっげェ気になるけど!」


「うん……ちょっと、整理してて」


「何を?」


「……状況を?」


「状況を?」


「……」


「……」


「……」


「うんもういっか、ナツメっちは天然さんだから何言ってるのか途中から良く分からなくなる時オレよくあるよ、とりあえず教科書パーッス!」


「? ……うん、はい、どうぞ」







「……時に、シノノメ君、」


「ん? ナツメっちの方からオレに声を掛けてくるだなんて超めっずらしいというかマジレアなんだけど喜んで良いんです!?」


「先に話聞いて良い……?」


「ハイドーゾ」


「……大丈夫?」


「へ?」


「あ、シノノメ君じゃなくて……」


「……あーおうけいおうらい理解したよナツメっちってば主語が無いから全く分かんなかったんだゾ! 大丈夫心配しないで! ――最近体調良いみたいだからさ!」


「そっか……良かったね」


「オレは別に良いんだけどさー、オレってば頼れる男だから家族にも頼られちゃう訳よ!」


「紫の……メッシュなのにね……」


「関係なくね? メッシュ関係なくね?」


「関係、無いの?」


「ねーよ! つい何の変哲も無いツッコミ入れちゃうくらいにはねーよ!」


「そう、なんだ……覚えておくね」


「え、何なの? ナツメっちの中では髪色に問題ある人には頼れない的方程式があるの? するとうちの生徒会長金髪だけど?」


「ワタヌキ先輩は、茶髪じゃないかな……?」


「いやいや変わらないし、金髪も茶髪も変則的じゃね?」


「そうかな?」


「金と茶にどんな違いがあるというんだナツメっち君!」


「……文字数以外は、結構違うと……」


「ハイあげあしをとらない」


「全然、あげあしじゃ、ないと、」


「あ、ナツメっちこれ何て読むのか教えてちょ」


「え、何処……?」




 後輩'sの日常。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ