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360*閑話+このタイミングでパロ再開!



はうあーい! これまた無計画が生んだ中途半端な位置で閑話に入ったよんアザイです!


「アザイさんのハイテンションが俺ですらうざく感じてるけどそれは言わないでおくユウヤでっす」


「どっちもどっちだろ馬鹿野郎、自己紹介が今更過ぎんだよ」


アサキ君の溜息から始まりました閑話コーナー、何だかお早い登場なのは思った以上に体育祭の話が長引いているからだよ。


「うわー」


六月中に新しいキャラもう二人追加しなきゃだったのに終わりそう、この予告意味がなくなりそう。


「このペースだと、せいぜい一人は来月送りだな」


「島送りみたいだね!」


ユウヤ、意味分かって言ってる?

まぁ恐らく一人は島送り(※採用)になりますね、一人は死んでも直ぐ出すんだから……! っていうか出すって言っちゃってるし!


「え?」


「何処?」


 詳しくはメール会議話で。


「「あー」」








さて、此処まで騒いでおいて何なんですが、――アリスパロ戻ります。


「唐突だね!」


その笑顔たまんねぇな。

いやぁね、今回何やるんだったかなぁとか考えてたら前回アリスパロ戻るとか自分でくっちゃべっててさぁ。


「The・計画性の無さ」


あっはっはすんません。

何時もならじゃあやっぱり次回からで、とか言うんですが、ま! 書きましょかね! みたいな! 要するにノリ、みたーいな?


「……」


「……うん」


――うん、双子が乗り気じゃないってのもあるんでさっさと始めましょう。

ではでは、つづーき! そして自分等はこれで下がりますのでそれではー!












―――



「――……ううん、……ん?」


 すやすやと安らかに――それはもう安らかに眠っていたアリスはやっとのことで目を覚ましました。眼を擦り、きょろりと周りを見回すアリス、気付けば此処は、自分の部屋ではありませんでした。


「嗚呼、そっか……なんか、……扉が……」


 そうですアリス、たーくさんの扉に囲まれているんです、今。しかもそれが全部開かないんです、でもあなたは未だ小さい扉に気付いてなければ、机上のものにも気付いてないんです。とっとと気付いて下さい。


「何だか怒られてる気がする……」


 怒られ慣れているアリスはそんな気がしたのですが結局良く分からなかったので、とりあえず動き出すことにしました。

 扉は開かない、じゃあどうしようか。やっとのことで問題に立ち向かったアリスは考えます。あの白兎を見つける為には、とっととこの部屋を出なければなりません。


「――……ん? なにこれ」


 暫くすると、アリスは机の上に何かがあることに(やっと)気付きました。それは、小さなびんに小さな鍵、小さなびんには何か文字が書いてあるようです。アリスはじーっと双方を見遣ります。


「……」


 アリスはまだまだじーっと見ています。


「――ちっさ!」


 ――それからアリスは、今更なツッコミを入れました。


「でも、鍵があるってことはこれどっか開くってことじゃんね! よっし、開けてやる!」


 一気にやる気を出したアリスはその鍵をふんだくって、部屋中の扉の鍵穴に鍵を差し込んでは捻る作業を繰り返しました。

 しかしアリスはまだ気付いていないのです、その小さな鍵で開く扉は、自分より遥かに小さい小さい扉であることに。


 暫く捻り続けていましたが、なかなか開かない扉に疲れてきたアリス。再び椅子に座れば、そういえばと鍵と一緒に置いてあった小さなびんを手に取りました。


「――ぷれあすどりんくみー?」


 そしてアリスはその小さなびんに書いてあった文字を――見事に読み間違えました。正しくは、“Please drink me.”なんですがね。


「…………ま、いっか」


 アリスは深く考えずにびんを取り、中に入っていた液体を口に含みました。アリスは鍵を捻り過ぎて、疲れていたんでしょうね。読めはしませんでしたが、まんまとその通りにしてしまいました。

 するとどうでしょう、アリスはまだ気付いていませんが、アリスの身体はみるみると縮んでいるではありませんか。


「何か微妙な味、何混ぜたら出来るのかな?」


 アリス、びんを眺めながらそんなこと呟いてる暇はありませんよ。

 アリスが気付かないまま、身体が縮むのは止みました。びんを眺めていたアリスもやっとのことでその様子に気付き、その身体に驚き――


「あの扉と鍵の装飾多分一緒だ!」


 ませんでしたね、小さい扉には気付きましたが。

 アリスは急いで鍵を探します、持っていたびんは床に置きました。けれども鍵は見つからない、一体どこに置いたのでしょう。

 そう、アリスは机に鍵を置いたのです。身体が縮んで今は遠くなってしまった、高い高い机の上に。流石のアリスもそれは覚えていたので、備え付けられた椅子を登り棒として登ろうとしましたが――身体が縮んだことに気付いていないのにそうしようと思えたのがアリスらしいですね――、椅子は滑ってなかなか登れません。アリスは諦めて――


 びりっ


「――……おし」


 ……え?


「俺に出来ないスポーツは無い!」


 ……あれ?

 アリスはエプロンドレスの裾を豪快に破り捨てました、そして丈を短くすれば確かに動きやすそうで……え?

 先よりも大分男前な顔付きで助走をつけ、アリスはまんまと机の上に到達しました。……アリスなのに何なんだ、その運動神経は。


 なかなかの高さがある机から椅子、椅子から床へ華麗に飛び降りればアリスは何があった顔もせず扉へと向かいました。



「この服可愛かったんだけどなー、仕方ないから後で繕うかー」


 そんなことを呟いた、見た目は麗しいのに何とも逞しいアリスは、合致した鍵穴で鍵を捻りました。




 さて、彼女(?)を次に待ち構えているものは一体何なのか。









続く。


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