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125+楽しい一日。


 こんばんは~、モモです。

 特に話すこともないので、寝る前に今日の出来事をお話したいと思います。




 今日朝起きたら目覚まし時計が止まっていました。朝からやる気が萎えました。

 何時も親が仕事の為、弟と二人の朝ご飯なのに、弟を起こす係の私が寝坊したので弟も道連れでした。ごめんね、ユズ。


 朝ご飯を食べてから学校に急いで行ったら朝のSHR中で、サクライ先生は私を見れば、


「おう、遅かったな、早く座れ」


 と言って出席簿を手に取りました。うちのクラスは授業に食い込まなければ遅刻にならないので凄いです。普通のクラスだったら私は既に二桁は遅刻しています。

 でも私よりももーっと凄いのはアサキ君とロクジョー君です。あの二人は大抵SHR終了三十秒前くらいにやって来ます。私、絶対敵わないな~。あの二人の通常遅刻回数はきっと三桁なんだろうな~。



 今日の授業は特に変哲のない授業、かと思いきや、三、四限目に調理実習があってびっくりしました。エプロン持ってき忘れてしまったのでリョウちゃんに借りにいくことにして、授業はぐっすりお休み~。大丈夫大丈夫、テストはまだまだ先だもん!


 リョウちゃんの可愛いらしいピンクのエプロンを借りてから調理室に行きました。何作るのかも忘れたけど、其処は同じ班のロクジョー君がどうにかしてくれるだろうし……知ってる? 私って結構アバウトなんだよ?

 名前の順で良かった……ロクジョー君はお料理上手なんだよね…………ちょっと意外とか思ってごめんなさい。



「ロクジョー君料理上手いんだね~」


「まぁな!」



 笑顔が素敵なロクジョー君に全てを任せました。

 どうやらハンバーグみたいです、私は味見係がいいなぁ……。手際が良いロクジョー君の正面で、つみれ汁の味付け:味見を1:9の割合でしていたら、


「あ、カイト避けろ」


「は? ――ふおぅあああ!!」


 ――隣の班から包丁が飛んで来ました。


「ち、ちょ、あ、あのさアサキ?」


「ごめん、玉葱切ってたらつい」


「ゴルァ! ハルナ!! アサキに包丁持たせんなっつってんだろうが!? アサキ+包丁=自殺行為なんだか――うぎゃあ!!!!!」


「ごめん、今の発言聞いてたらつい」


「あ、アサキ! アサキはつみれ汁やってくれないか!?」


 何が「つい」なのかは分からないけど、アサキ君は的確にロクジョー君を狙ってました。ピーラーが飛んでくるとは思わなかったけどね~。ハルナ君も慌てて包丁を回収していたけど、多分其れはアサキ君の計算だと思――うん何でもない!!(※包丁は投げないでください)



 ハンバーグはとても美味しかったです。



 そんな話をしながらリョウちゃんと一緒に下校したら、リョウちゃんは大爆笑でした。


「ほ、包丁投げたら危な――あはははは!」


「リョウちゃん、何がそんなに楽しいの?」


 リョウちゃんのツボがこの時ばかりは分からなかった。というかリョウちゃん、何か空笑い気味じゃない? 何かあったのかな……。


 自宅には既に帰って来ていた弟が居ました。何かげっそりしてたけど。


「い、いやぁ、何でもないんだ、遅刻の罰として一日雑用係にされただけで――」


 お姉ちゃん遅刻じゃなくてごめんなさい……! 小学生になんて酷なことをしちゃったのかしら……!!

 ごめんね、せめて美味しい夕ご飯を作るから……!!






「――という感じで今に至るのでした~」


「……何が?」


 今日も楽しかったな~、明日から休みなのがちょっと残念。




 というか、今思い出したけど大変。昨日ってもしかして――




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