休み時間
ソラトが吹き飛んだ後、またティメナとソラトが言い合いをしていたが朝の連絡が入り中断した。その時チラリとティメナが僕を見るが顔を赤くしてそそくさと自分の席に戻った。熱がでない風邪をひいたのかなと思い次の休み時間調べてみようと思った。
ーーー時は進み昼休みーーー
「あー今日はつまんねえ授業ばっかだな。」
「そうかな?歯車楽器論でいかに歯車で音を紡ぐかっていう話、楽しかったよ。」
「そんなのあったか?思い出した。おちが…………」
「「音を歯車では紡げない。」」
「全くもって本末転倒だよな。論ってなんだよってなるな。」
「まあね。鳴らすことは出来るけど続けて鳴らすことが出来ないってどういうことなんだろうね。」
「意外。真面目な話してるのね。」
会話に混ざる驚いた声。
「愛玩動物、熱はひいたか?」
ニヤニヤとソラトは笑いティメナを茶化す。
「愛玩動物じゃないわよ。それに元々風邪なんかひいてないわ。」
「ティメナ、でも心配だから病院に行こう?」
「だ、大丈夫よ。」
ティメナは手を前でブンブンと振り大丈夫なことをアピールする。
「いや、行こう。一緒に行くから。ソラトも。」
「行ってこい行ってこい。あれ、俺も?」
「そうだよ。3人で行こう。」
「これって本当に行く感じ?」
「うん。」
僕は短く頷く。
「駄目だ、諦めろティメナ。もうこうなったら相棒は止まらない。」
諦めた表情でソラトはやれやれと言った感じで首を振る。
「そんな、行くにしても1人で行けるわよ。」
微笑し、ないないと首を振りながらティメナは口を開く。
「駄目だよ。一緒に行く。」
即答で同行していくことを話す。
「誰に似たんだか。」
「ここら辺の頑固さはソラトのせいよね。絶対。」
ティメナは僕の頑固が誰に似たのかを指摘する。
「嘘だあ。」
「頑固かな?」
「嘘じゃないし、1人で行くって行っても一緒に来るんでしょ?」
「うん。」
「それよ。頑固なのは。」
「へー、なるほど。」
僕は納得した。
「頑固だって言われるのが嫌だったら1人で行かせて。」
「別に頑固でいいよ。」
意地悪げにティメナは目を細め言うが、僕は即答で答えを返す。するとティメナは肩を落とし溜め息をついた。
「1人で行けるのに、というか風邪引いてないし。」
ティメナはぼそっと呟く。
「だから諦めろって。」
とソラトはティメナの肩をポンと叩いた。




