第九話「ギルド」
僕がスライム狩りをして蕎麦を啜る生活を送ってどれくらい時が流れてきただろう。
さすがにスライムばかり狩るのは飽きてきた。
「そろそろいいんじゃない?」
ナビが僕に声をかける。
「まだまだ。スライムを狩ってもっと金を貯めたい」
飽きたといっても、金を貯めるためにスライムを狩ることは続けることにしようと思った。
それを聞いたナビは俺にこう答えてきた。
「仕方がないわね。ギルドに寄りなさい」
ギルド?
初めて聞く言葉だ。
そういやこの街とかでギルドを探したことは無かったな。
僕はナビに案内されるままギルドに向かった。
ギルドは俺がよく通る道にあった。
でかい建物ででかく文字でギルドと書いてるのに気付かなかったなんて。
まあギルドに寄ってどうするかだよね。
「ここの依頼でスライム100体倒せば100Gもらえる依頼があるのよ」
え? 今なんて?
僕はもう一度ナビに聞き直した。
「だからここのスライム討伐の依頼で100Gの報酬がもらえるのよ」
…………。
早く言えよ!!
もっと早く気づいていれば、ここで依頼を受けて効率良くお金を貯めれたのに。
という鬱憤をナビに伝えたんだが。
「今までここに気付かなかった貴方が悪いんじゃない」
と言い返されてしまった。
あのう、貴方案内役ですよね?
という疑問も口に出してみたが
「私が案内するのは光水晶だけよ。あとのことは自分で何とかしなさい」
と突っぱねられてしまった。
酷い。酷いよお。
世界って残酷だね。
という話は置いといて。
効率良く金を貯める方法は分かった。
ギルドには張り紙が出されているが。
聞くところによるとその張り紙を取るわけではなく。
張り紙に書かれている番号の依頼をギルドの受付嬢に言えば、それで依頼を受けられる仕組みになってるそうだ。
ということで僕はスライム狩りの依頼を受けた。
ギルドの受付嬢から何か発信機みたいなのが渡された。
依頼を達成したらこの発信機を通してギルドに伝わる仕組みになってるらしい。
この世界、無駄にハイテクだな。
同じ依頼を何回も受けれるようだし。
さて、
今日もスライムを狩るぞ!!




