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第七十七話「アスターシャの嫉妬」
「キャー! ナクロ様」
これが今の僕の日常生活。
ナクロが応援団に囲まれてる中。
僕は窓際でのんびり空を眺めていた。
「今日は私と一緒に写真とってくださいます?」
そうするとふと考える。
この綺麗な青空も作られたものなのかなって
「ちょっと待って」
ふと考える。
この世界の消滅。
僕はいつかは先に進まないといけない。
そんなことは分かっている。
だからと言ってこんな残酷な話を受け入れられるはずがない。
って
「雅人様も一緒!? キャー嬉しい!」
「はい、ちーず!」
いつの間にか僕はナクロと女子たちに囲まれて写真を撮らされるはめになっていた。
「急に何するんだよ! ナクロ」
「たまにはいいじゃないですか」
「僕、考え事してたんだけどお!」
「考え事なんて貴方には似合いませんよ」
嫌味にしか聞こえないんだが
「たまには僕と一緒に女子と囲まれてみるのも楽しいものですよ」
うん。
普通だとそんな言葉は出てこない。
ということで僕は今日はナクロと共に女子に囲まれてるのであった。
帰り際。
アスターシャが何故か僕達と一緒に帰るのを拒んだ。
何でなんだろう?




