第六十六話「走馬灯」
学校からの帰り道。
僕はナクロとアスターシャと3人で一緒に宿まで帰っていた。
今日の学校生活のことなどをいろいろと話した。
何とアスターシャはたくさんの男子生徒から告白までされてるらしい。
そういや僕も剣道で有名になってから女子から告白されるようになったなあ。
だが、ナクロはもっとやばい。
女子の間ではナクロ支援隊という応援団まで出来上がっていて、ナクロの周りは女子生徒ばかりに溢れていた。
女子の間ではナクロの取り合い合戦にまでなっていて、学校問題にまで発展したほどだ。
何というか、彼のオーラは周り惹きつけるほどやばく放出されている。
ただのイケメンならそこまで行かないだろう。
ナクロには何かカリスマ性があるのだ。
まあ僕はモテることに興味はないからそれについては聞き出さなかったが。
さて、今日もそんな感じで学校生活を終えたわけだが、何か違和感がある。
何というかこう
「!?」
僕の頭の中に走馬灯のようにいろいろな画面が写し出されていた。
「何だ……これは!?」
学校生活。
学生。
家族。
旅行。
飛行機。
「あ、あああ、あああああああああ!!」
「お兄ちゃん大丈夫!? お兄ちゃん!!」
全て……思い出した。




