第六十四話「幸せな生活」
「僕の名前は南井雅人です。皆さんよろしくお願いします」
「ギャハハ、おかしな名前」
悪いなこんな名前で。
名前が原因で皆からいじられるいじられキャラになりました。
ナクロからは
「その名前が常識な世界にしましょうか?」
と言われたが、こんなつまらない理由で世界が変わったらたまったもんじゃない。
ということで却下した。
アスターシャのほうはというと
何でも男子からちやほやされて正直うっとおしいらしい。
まあお互い様だ。
「お兄ちゃん、この問題何?」
「ああ、これ? これはここがこうなってこうなるからx=ー2になるね」
「へえ、お兄ちゃん頭いいんだね」
いや、まあアスターシャは僕より下の学年だし。
これぐらいの問題は分からないとね。
宿に戻ると、テレーゼやクレファス、ガーデが出迎えてくれた。
「お帰りなさい。学校はどうだった?」
テレーゼのにっこりした表情には相変わらず癒される。
貴方は女神様だ。
という茶番はどうでもいいとして
「いや、まあ良かったんじゃないですかね?」
「私が聞いてるのに何で疑問文?」
とりあえず良かったということにした。
夕方は皆と談笑しつつ、眠りにつく。
幸せな生活だ。
だけど何か物足りない。
何だろう? この感覚は
まあいいか。
今が幸せならそれでいいじゃないか。
こうして僕達の幸せな生活は続いてく。




