第四十八話「選択」
ダメだ。厳しすぎる。
ゲームもお金も。
とりあえずクレファスにも諦めてもらって、今は軽く依頼をこなしてお金を稼いでいる。
テレーゼも僕たちの金銭を心配してるのか商店街で働いてくれている。
アスターシャも一緒みたいだ。
何でもアスターシャはとても可愛いので、看板娘としてとても役立ってるそうだ。
とても嬉しい。
しかし、イベントの件なんだが、無理なんじゃないか?
その旨をナビに伝えた。
それを聞いたナビは
「貴方一人なら突破可能よ」
と言ってきた。
じゃあ、クレファスには神殿の外で待機してもらう必要がある。
しかし、彼の性格だ。戦う気だろう。
「クレファスから戦意を奪う必要があるわね」
クレファスから戦意を奪う。
言いたいことは分かる。
だけど、今まで彼と二人で戦ってきた。
僕としては彼と一緒に戦いたい。
その旨をナビに伝えると
「じゃあ、クレファスの死とプライドどっちを選ぶ?」
と聞かれてしまった。
選べねえよ……。
僕は悩んだ。
だけど今回のイベントは彼を強くすることだはず。
その旨をナビに聞いてみたが
「このイベントは無視することも可能よ」
と答えた。
そんなことも出来るのか。
僕としてはクレファスと一緒に闘っていきたい。
でもそれが無理なら、彼のプライドを傷つけてでも彼の命を守るべきだろう。
僕はどうしようかとひたすら悩んだ。
道端をうようよしているスライムを踏み潰したことも忘れてひたすら悩んだ。
僕が選んだ結果は。




