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第四十七話「モンバス」

 

 今回のイベントはクレファスを強くすること。

 今まで見た感じ、神殿のモンスターは難易度が上がるようになってる。


 恐らく次の神殿のモンスターも更に高い難易度になるだろう。


 そのためにクレファスを強くする必要がある。


 ということで今、クレファスと共にゲーセンに来ている。

 え? なぜゲーセンかって?


 前も少し話したが、この世界のゲーセンには”モンスターバスター”という実際のモンスターの戦闘をシミュレートした超人気なゲームがある。


 このゲームで僕もそうだけどクレファスも強くするというのが一番望ましい。


 ということでクレファスと共にゲームをやることにした。


 結果は。

 僕のほうが上だった。


 まあ所詮ゲームだ。

 クレファスはゲームをやるのは初めてみたいだし、慣れれば僕より上の難易度のモンスターも突破できるだろう。


「畜生!!」


 高難易度のモンスターにドラゴンがいるがそれを突破したことが一度もない。

 クレファスも同じくそうだ。


 履歴を見るとこのゲームをクリアしたことがある人は一人だけいるみたいだ。

 恐ろしいな。


 ドラゴンの近接攻撃は銃弾よりも遥かに速い。

 ドラゴンゾンビですらそうなのだ。


 僕にはシールドがあるから何とかなっているが、クレファスにはそれがない。

 魔術の教え方なんて僕は分からないし、クレファスの性格だ。教わることはあまり嬉しくないだろう。

 あっ、やはりドラゴンゾンビは厳しいかあ。


「畜生!! 爆裂「ちょっ!?」


 もう一つこいつの性格には厄介なところがある。

 キレるとすぐ爆裂陣を発動する事だ。


 ここは公衆の場、しかもここで爆裂陣を発動したら、ゲームやら何やら壊れて弁償するはめになるだろう。

 いくら金があるからと言ってもそれは避けたい。

 何とかクレファスを止めてはいるが


「畜生! 畜生!! 畜生!!!」


 すげえ、悔しそうだ。

 僕がクレファスだったら爆裂陣を発動……しないな。

 クレファスの性格特有の爆裂陣だ。


 とりあえず、クレファスが悔しそうにしてるのでフォローしないとな。


「まあゲームだし、クレファスの実力ならすぐ攻略「慰めならいらねえよ」


 まあこいつの性格だ。

 フォローするだけ無駄かもな。


「明日もモンバスするぞ! クリアするまでなあ!!」


 あのう、その前にお金が尽きそうなんですが。

 

 しかし、今回のイベントはきつそうだ。

 何とかなるといいが。

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