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第四十四話「4つ目の光水晶」

 この国の光水晶がある神殿へと辿り着いた。


 まず中にどんな敵がいるかテレーゼに予見してもらった。


「中にはドラゴンゾンビが1体ほどいます」


 ドラゴンゾンビか。

 ドラゴンというだけで強そうに見える。


「手ごわい相手ですが貴方方なら大丈夫だと思います」


 ということでスタミナヒーリングを受けた後、僕とクレファスは神殿の中へと入っていった。


 中にはテレーゼの予見通り、ドラゴンゾンビがいた。


 ドラゴンゾンビは僕とクレファスに向けて火球を放った。

 僕とクレファスはそれを振り払う。


「行くぞ! 雅人!!」


 クレファスの合図の元、僕たちはドラゴンゾンビに向かって突進していた。


「雅人」


 急にナビが僕に話しかけてきた。


「どうした? ナビ」

「クレファスをドラゴンゾンビに近づけないで」

「どうして?」

「今のクレファスは油断している」

「油断しているだけでしょ? ドラゴンゾンビぐらい」

「このままだとクレファスは死ぬ」


 クレファスが……死ぬ!?


「でもほら、ストップを使えば」

「それは前のイベントで使い切った」

「そんな……」

「とにかくクレファスを止めて」


 僕はクレファスを止めることにした。


「クレファス! 止まって!!」

「どうしてだ!?」

「このままだと死ぬぞ」

「な!?」


 よし、クレファスが止まった。

 僕はそのままドラゴンゾンビに近づいた。


「!?」


 速い。

 ドラゴンゾンビの近接攻撃は銃なんかよりも数倍速かった。

 しかし、僕にはシールドがあったおかげでドラゴンゾンビの攻撃を防ぐことが出来た。


 ドラゴンゾンビは怯んでいる。

 僕はこのままシールドで押し切って最後はドラゴンゾンビを倒すことが出来た。


 よし!

 

「やったなクレファス! イベントクリアだ」

「何がやったなだ」

「え?」

「お前さっきなんて言った?」


 さっき?

 確かクレファスに止まれと言ったことか

 それがどうしたんだろう?

 その旨をクレファスに聞いた。


「お前、俺が死ぬって言ってたよな」

「それが? どうしたの?」

「俺をなめてんのか!?」

「え? そんなつもりじゃ」

「俺じゃドラゴンゾンビに勝てないとでも思ったんだろ!!」


 そういうとクレファスが僕の胸元を掴んできた。


「上から目線で偉そうに」

「違う! 僕はそんなつもりじゃ」

「違わないさ! 少し強くなったからっていい気になるなよ」


 そう言うとクレファスは僕の胸元から手を離した。


 クレファスは何か勘違いをしている。

 僕はクレファスを尊敬している。

 僕がクレファスに止まれと言ったのはドラゴンゾンビからクレファスを守るためだ。


「貴方はクレファスの命を守った」

 

 ナビが僕に話しかけた。

 ナビは続けて


「だけど、クレファスのプライドは傷つけた」


 と言い放った。


 そうか、それで彼は怒っているのか。

 クレファスからしたら、余計なお世話だったのかもしれない。

 でもあのまま止めてなかったらクレファスは死んでいた。


 クレファスのプライドは傷つけてしまったのかもしれないけど、彼は生きている。

 それだけで僕は嬉しい。

 逆にプライドを守れても死なれたら悲しい。

 僕の判断は正しかったのだ。

 ナビもそう言ってくれた。


 こうして4つ目の光水晶は手に入った。

 だが、僕とクレファスの間柄は悪くなってしまった。


 いづれ仲直りする日が来るはずだ。

 

 今は目の前のイベントをクリアできたことに喜ぼう。

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